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バイカーであれば、真夏でも自分のお気に入りのエンジニアブーツを履きたい、安全のためにライダースブーツを履きたいという方も多いはず。しかし、夏場に一日中履いていたブーツは、納豆が腐ったような、とてつもない悪臭を放つもの。
そこで今回は、バイカーのための足のニオイ対策と原因をご紹介したい。
1:毎日同じブーツを履いている
ブーツに関わらず、靴は毎日同じものを履いているとどうしても臭くなりがちだ。毎日履いていると、靴の中の湿気が取れず雑菌が繁殖し、ニオイは増大している一方だ。
最低3足ローテーションで履くようにしたい。
2:消臭スプレーを使いすぎている
ブーツのニオイを取るにはもってこいの消臭スプレーだが、使いすぎには要注意。
消臭スプレーには、パウダーなどの目に見えないが粉末が混ざっている場合がある。そのパウダー粉末が汗を吸収しきれなくなると、汗や皮脂を固めた塊と化すのだ。察しの良い方はお気づきかと思うが、このような老廃物の塊を好むのが、ニオイの原因である雑菌である。
消臭スプレーは便利だが、使いすぎと使った後のケアを忘れないよう心がけたい。
3:暴飲・暴食
夏はオープンな気持ちになり、ついつい食べ過ぎ飲み過ぎになりやすい季節。
しかし、暴飲暴食を繰り返すと肝臓の働きが悪くり、主に尿と一緒に排出されるはずのアンモニアが、血液に溜まって汗として排出されてしまう。そのため、アンモニア濃度の高まった汗が、ブーツと足をくさくしてしまうのだ。
夏場もブーツを履きたいのであれば、代謝を良くし、暴飲暴食を避けるべきだ。
4:足の汚れを落とす
毎日シャワーだけで済ませている方だと、足の汚れが十分落ちていないことが多い。また、爪の隙間に溜まるアカには、とりわけ細菌が増えやすい。
爪はこまめに切るようにし、入浴の際も意識して足の指の間まで、きちんと洗うことで解消される場合がある。
ブーツのニオイ対策
また、ブーツ側への対策として、定期的に陰干しをすること、履いた後は除湿剤や新聞紙を詰めておくことも重要だ。
さらに、ブーツの中に10円玉を入れておくと、10円玉の素材である銅に抗菌殺菌作用があるため、防臭&水虫対策にもよい。
そんなこんなで、ニオイと戦いながらも真夏にブーツを履き続けるということは、バイカーにとっての正装であり、何より誇りである。
そして、”くさい”と言われないようにブーツと足のケアをするのは、バイカーにとっての最低限のエチケットと言えよう。