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【初級カスタム】コスパの高いカブのプチカスタム

【初級カスタム】コスパの高いカブのプチカスタム

世界ナンバーワンの実用バイクとして不動のポジションを誇るスーパーカブ。

 

しかしながら実用上のユーティリティアップだけでなく、チューンナップ / ドレスアップのカスタムベースとしても昔から一定の人気があります。

近年の本格スポーツモデルでは絶対的な速さという点では、性能面でもコスト面でも行き過ぎてしまったこともあり、身の丈にあった / 手の内にできる範囲でのパフォーマンス向上を手軽に楽しんだり、実用車をカッコ良く乗るという意外性からくる小慣れた上級者感などから、さらに人気が高まっているようにも感じます。

 

メーカーであるホンダ自身もそういった流れはしっかり把握しており、以前から純正でも凝ったカラーリングをラインナップしたり、モデルによっては開発者が「カブに趣味性を持ち込んだ」と語るほどに質感がアップされたりもしています。

 

今回の記事では、カスタムショップが「作品として」威信をかけて製作するようなレベルからはずいぶん志は低く、予算の都合上ちょっと古い素モデルを購入した場合に、できるだけ手間暇とお金をかけずお手軽かつ効果的に車両イメージを変えていくことを主眼としたものをご紹介しようと思います。

 

ライト

少し古いモデルでは、通常はライトレンズにカッティングが施された旧来のライトになっています。

これを、マルチリフレクタータイプのものに交換するだけで、ずいぶん見た目がすっきりと垢ぬけた感じになりますし、夜間の走行でより明るくなるといった副次的な実用上の利便もあります。

 

【初級カスタム】コスパの高いカブのプチカスタム

角タイプ用もあります。

交換は初めてのDIYでも決して無理のない範囲で、「カブ ライト交換」「カブ バルブ交換」で検索すれば、参考として適当な情報はいくらでも当たることができるので、しっかり予習して取り掛かりましょう。

 

シート

純正でも黒 / グレーや、茶 / 白といった切替デザインのものを使ったモデルがあります。そういった軽妙な印象を与えてくれるものへの交換や張り替えするのはいかがでしょうか?

純正カスタムモデル品の中古流通もそれなりにありますし、よりお手軽にするならシートカバー(被せるだけ)という手もあります。

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ただ、被せるタイプはカッティングや縫製に余裕を持たせてあるぶん、一回り大きくなってしまったり部分的に弛んでしまったりでモッサリした感じに見えることがあります。

 

ある程度本気だして取り組むなら、やはり張り替えでしょうか。

出来合いのもので満足できれば問題ありませんが、純正や安価なものよりもシボ目に高級感のある表皮の指定や、座面のタックロールやディンプル加工、切替パターンやパイピングの色指定をしての特注品でも、カブのシートのサイズで10000円を超えることは稀でしょう。

DIYでの張り替えもWebで要点とコツを予習しておくことにより、100均のタッカーとラジオペンチ程度でもなんとかなります。

 

グリップ

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これも初めてのカスタムとして取り組むにはちょうど良いものですね。

選び方のポイントとしては、握り心地や振動カットといった実用面をクリアしたうえで、できるだけシートと同系色か、切替色のいずれかを拾うのが無難かつ纏まりが良いというところでしょうか。

 

服飾の世界でも、黒と茶はともにベースカラーなので(特に意図のない限りは)混在させないほうが良いというメソッドがあります。

逆に主張の強い色や素材のものにした場合でも、シートや車体の一部との意図的なコーディネイトであれば、トータルでの印象に違和感なく落とし込むことができますので、センスに自信のある人はそういう方向性を試してみるのも良いかもしれません。

 

ナックルバイザー

世界で一番ハンドルカバーの似合うバイクではありますが!ここは敢えてナックルバイザーでハズしてみましょう。

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画像はブランド品なので結構なお値段はしますが、探してみると似た感じの安いものはたくさんあります。

カブに適合する…… で探すよりも、オフロード向けの汎用品やそれらを出しているメーカーのオンロード用に洒落たものが多いです。

注意する点は、上の画像のようなバーエンド取付タイプの場合は、グリップも貫通タイプに交換する必要があるところや、ハンドルバーにクランプするタイプのものはカブへの取付に向かないといったところですね。

 

レッグガード

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カブのアイデンテティともいえるレッグガード。

それだけに、これをごっそり取り外してしまうだけで一気に印象が変わります。外しただけでは洗練度に欠ける…… といった人は、張り出し部の切り取り整形加工ですね。

加工に自信のない人には、出来合いの商品も「カブ フレームカバー」で探すと色々ありますよ。

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手間暇の難易度やコストは上がりますが、ボディ同色ペイントも選択肢に入るかもしれません。

現車についているものを加工・塗装するのもよいですが比較的安価なものなので、保管スペースがあるなら加工・塗装用に別のものを手配して、ノーマル含めて色々持っておいて気分で付け替えられるとステキですね。

 

まとめ

以上記事ボリュームの都合により、年式やモデルの詳細な差異や具体的な取付手順等には敢えて触れないように紹介しました。

実際に着手する際には、個々の車両それぞれの適合の調査は必要となります。

 

注意すべき点としては、車両全体がくたびれすぎている場合、これらの新しいパーツだけ追加してしまうと浮き上がってしまってドレスアップとしては逆効果となる点でしょうか。

まずは可能な範囲で下地を整え磨き上げるところから始めるのは必須として、その上での車両の状態次第でモダンでピカピカの方面を目指すのか、ヤレを活かしてのクラシカルな方面を目指すのかの方向性を検討することも重要かもしれません。

このあたりが知らず知らずに引きずり込まれる、カブが隠し持っている沼なのかもしれませんね!

 

参考ーflickr
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