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日本の次は海外!日頃からツーリングを楽しんでいるライダーなら「いつかは愛車で海外を走りたい」という夢を持つはずです。
異国の地をバイクで旅行するという経験は、きっと人生において素晴らしい財産になるはずです。
しかし、海外にバイクを持っていく方法は、一般的にあまり知られていないので、今回はその方法をまとめてみました。
その1:JAFにて「カルネ」の取得手続きをする
愛車を海外に持ち出して走ってみたい!と思ったら、まずは「カルネ」の取得が最優先事項です。実は自分のバイクを海外に持ち出すのは「車両の一時輸出手続き」になり、一般人が普通に手続きをすることはまず不可能です。
しかし、そこで登場するのがカルネで、これは個人の車両の一時輸出手続きを簡略化出来る書類で、愛車を日本登録のまま海外に持ち出す事ができます。車両の持ち出し期間は最大1年間で、必ず期間内に日本に持ち帰るという条件がありますが、恐らくこれ以外に個人でバイクを海外に持ち出す方法はありません。
カルネは提携各国(提携国でしか使用出来ません)で発行されている書類で、日本は「JAF」が発行窓口になります。カルネは非常に特殊な書類で、発行までに1ヶ月程度の時間を要するので、海外ツーリング計画を立てたら、まずはJAFに相談しに行きましょう。
ちなみにJAFではカルネの発行手続きと同時に、海外で必要な「国際ナンバープレート」の発行も申し込む事が出来ます。
その2:国際運転免許証を取得する
カルネの取得と同時に進めたいのが「国際運転免許証」の取得です。バイクを含めて海外で車両を運転する場合は、この国際運転免許証が必要になります。
一般的に国際運転免許証の取得!と聞くと、手続きが煩雑な上に、それ相応の英語スキルが必要に感じてしまいますが、実際は管轄の運転免許センターで申請するだけで入手可能です(ただの書類発行手続きです)なお、カルネと同じく、国際運転免許証の有効期間は最大1年間です。
その3:バイクを海外へ輸送出来る業者を探す
カルネと国際運転免許証を無事に取得出来そうなら、残るは「バイクを海外へ輸送出来る業者を探す」のみです。残念ながら「海外バイク輸送ならここ!」と呼べる定番企業がなく、輸送時期や輸送先の国家事情、為替ルートに大きく左右される特殊な輸送方法なので、その時々で自分で輸送業者を探すしかありません。
これだけはネット上にも確かな情報が存在しないので、諦めずに自分でとことん調べて、条件に合う輸送業者を探しましょう。大丈夫です、必ず最後には見つかります!
最後に、あくまで参考程度に捉えて頂きたい情報ですが、現在「バイク 海外輸送」とGoogleで検索すると「ジャパンラゲージエクスプレス」と「タービュランス」という2社が出てきます。
その4:現地で自動車保険に加入する
無事に海外にバイクを輸送出来たら、後は現地でバイクを受け取り、走り出すだけ、、、ではありません。何故なら海外でも日本と同じように、車両を運転する際は「自動車保険」の加入が必須だからです。
日本で言うところの、いわゆる「自賠責保険」に該当する保険は加入必須で、可能な限り任意保険(海外旅行保険には基本的に付随していません)にも加入することをオススメします。なお、英語での手続きに自信がない場合は、輸送業者や現地の日本人向けエージェントに代行、または一緒に同行して手続きして貰うのが最も確実です。
今回のまとめ
海外旅行は今や身近な存在ですが、海外バイク旅行はまだまだ敷居が高い存在です。
しかし、必要な手続さえ知ってしまえば、後は自身の行動力次第です。
海外には日常では決して味わうことが出来ない、本当に素晴らしい世界が待っているので、夢の実現向けてまずは一歩踏み出しましょう。