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ちょい古のBMWモトラッドをベースにしたカスタムは、当サイトでもたびたび取り上げていますね。
https://forride.jp/motorcycle/bmw-custom
このようなカフェレーサーに仕上げるのが主流ではありますが……
https://forride.jp/motorcycle/bmw-r100rs
トラッカーカスタムなんかも出て来ていまして…… 車両本体のお値頃感とエンジンの存在感から、ちょい古なBMWモトラッドをベースにしたカスタムは、今、絶頂期を迎えていると、個人的にはそう思っているのですが……
BMWモトラッド「R100」ベースのボバー!
今回ご紹介するのはコチラ!ベース車両は「R100」なのですが、かなり完成度が高いお姿をしているのです。それも何と言いましょうか……ボバーと呼ぶべきか、ミリタリー風味でもあり、独特の雰囲気を醸し出しています。
制作したのはエストニアのカスタムビルダー”Renard Speed Shop“です。
今更ながらですが、ボバーというのは”ボブ”=短くする、という英単語を語源とする、カスタマイズの一つの方向性であります。前後フェンダーを外したり短くしたり、小振りなライトに換装したり…… といった手法でして、まさに本車両はボバーなのですが…… 一方で光沢感のないマット塗装がミリタリー風味をプラスしておるのであります。
エンジンとメインフレームはオリジナルを踏襲しており、エンジン、ギアボックス等はキッチリとOHされていますが、それ以外の部分については、ほぼほぼ手が加えられています。
ディテールへのコダワリが半端ない!
まず目につくのはフロントフォーク。ハーレー用スプリンガーを加工して搭載しています。ステムベアリングのハウジングを加工した、という、賢いながらも手が込んだ作業を行っています。これはボバーの肝となる、低くて短くシルエットを獲得するために必須だったのだとか。
ヘッドライトは、教科書通りに小柄なボディに換装。良く似合っています。
シートは60年代のBMWモトラッドを彷彿させるサドルタイプ。一品物として制作されたもの。
前後ホイールは16×3.5サイズ。純正ハブと、アルミリム、オリジナルで制作したスポークにより組まれたもの。文字として読んでしまうと簡単ですが、そのパーツセレクトから加工、組み立てを考えると、実は相当レベルの高い作業なのであります。タイヤは5”サイズのファイヤーストーン製品をチョイス。これもまたドハマりしています。
ということで今回は、ミリタリー風味のボバーをご紹介してみました。カスタムする際の参考にしてみてください!Renard Speed Shopの活動が気になる方は、更新がマメなFacebookの方もご確認ください!
Renard Speed Shop
Telliskivi 62, 10412Tallinn, Estonia
- info@renardspeedshop.com
- (+372) 5646 1036
- 9:00 – 19:00