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イタリアのカスタムバイクショップとして注目を集めているOfficine Rossopuro、そのカスタムショップが製作したカスタムバイクのDIAMANTEは、モトグッチのGRISO 8V 2008年モデルをベースとしています。カスタムビルダーのFilippo Barbacaneによって生み出されたこのカスタムバイク、どのような魅力が詰まっているのか、見ていきましょう。
ホワイトとブラックを基調としたカラーリング
これがOfficine RossopuroによるDIAMANTEの写真です。ホワイトカラーとブラックカラーとメインにしたカラーリングで、部分的に使われているレッドカラーの各種部品がちょっとした華やかさをバイクに与えています。
タンクはホワイトベースでブラックのラインが入っている一見シンプルなものですが、よく見てみると立体的で個性が目立つ、プリズムのような形状をしている点に注目です。タンク側面からはV型エンジンのヘッド部分がむき出しで、メカニカル感が前面に出されています。
こだわりの見られるフルードケース
DIAMANTEで筆者がお気に入りのポイントでもあるレッドカラーにシルバーラインが入ったケース、これはブレーキフルードとクラッチフルードが入っているケースになります。ブレーキフルードケースやクラッチフルードケースは純正だと四角形のものがほとんどですが、DIAMANTEでは円柱型のものが使われていて、カラーリングもレーシーでおしゃれな感じがポイント高めです。
ハンドルはレーサータイプのバイクなら外せないセパレート式となっています。セパハンで長距離ツーリングは大変ですが、かっこよく決めるなら間違いなくセパハンがオススメです。
シンプルなスピードメーター
ステム上部に取り付けられたスピードメーターの、この簡素な感じがたまりません。無駄のない必要最低限なデザインそして性能、走りにこだわるゆえのスタイルと言えるでしょう。
後輪周りに目を向けてみると、ガッチリとしているスイングアームの形状にも目を奪われます。ここまで存在感のあるスイングアームはなかなかお目にかかることはできません。
ショート化されたテールデザインは、DIAMANTEに俊敏なイメージと、コンパクトなボディサイズというイメージを与えています。しかし、エンジン周りから醸し出されるメカニカルテイストは、他の追随を許しません。
左右どちらから見るかでホイールの印象は全く異なるものへと変化します。左側から見ると自動車らしいホイールデザイン、そして右側から見るとオフセットされたブレーキ系のパーツがひときわ輝きを見せているのです。このメカニカルな感じがたまりません。
ボアアップされて1420ccとなったVツインエンジン
このバイクのエンジンは注目要素のひとつになっています。DIAMANTEに搭載されている4ストロークV型2気筒エンジンはMILLEPERCENTO社が手を施してボアアップした排気量1420ccのエンジンで、最高出力136馬力を発揮するスペックです。純正エンジンは1151ccで最高出力110馬力のスペックですので、純正エンジンよりもパワフルな走りを期待できます。独特な形状をしているダブルフロントエアインテークも印象的です。
レーサーレプリカ好きなら憧れるデザイン
Officine RossopuroのDIAMANTEは、レーサーレプリカタイプのバイクが好きな方や、イタ車好きな方なら嗜好に合うこと間違いなしのカスタムバイクです。メカニカルテイストを前面に引き出しつつ、コンパクトでレーシーかつスタイリッシュに決められています。今後もOfficine Rossopuroのカスタムバイクに注目です。