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今回紹介するカスタムバイクは、以前にも紹介したことのあるJvB motoのカスタムバイクYAMAHA V-MAXです。初代モデルの誕生から30年以上経過したV-MAX、ヤマハとコラボして作り上げたJvB moto渾身の、オマージュの効いたバイクへと仕上げられています。
V-MAXの30周年を記念するヤード・ビルト仕様
これがJvBの制作したカスタムバイクのYAMAHA V-MAX です。V-MAXの30周年を記念してJvB motoへヤマハが依頼したことがきっかけとなって誕生した、ヤード・ビルトのカスタムバイクになります。
JvB motoにとってもV-MAXをベース車両としたカスタムというのは、これまでにない取り組みの1つとなっているのです。
JvB motoのベース車両(donor bike)として、本来であればV-MAXのような車両重量が300kgを超える車両を使うことは基本的にないのです。しかし、実際にV-MAXに乗って感じた、車両重量を感じさせないパワフルな走りに魅了されたJvB motoは、これをベースとしたカスタムバイクの製作に踏み切りました。
全体像をチェック
まずは全体像のチェックから。こちらがJvB moto YAMAHA V-MAX、ワンオフパーツで構成された貴重なカスタムバイクです。ぎっしり詰まっているエンジン周りの構成部品の重量感や、リアホイールに描かれている30周年を記念するロゴ(これはカーボン製のホイールカバー)、そしてレーシーに仕上げられたシートやオレンジ色で目立つタンクが装着されています。
V-MAXの初代モデルに因んでインテークが80年代の初代モデルのデザインと同じものされていたり、カラーリングを85年のヤマハGPレースチームが採用したカラーリングにするなど、初代モデルをオマージュした要素が見られるのです。
絶対的な存在感をみせるタンク
鮮やかで昔懐かしさを何か感じさせるようなタンク、「30 years Vmax」の文字がつけられていて、30周年記念モデルとしてのオリジナル・ワンオフ感が際立っています。タンクカバーはカーボン製のものへ交換されています。
タンク左右にある取り付けられた、ヤマハのロゴ入りインテークとの色の組み合わせもグッドです。タンクのカラーの目立ち具合を程よく抑えています。
セパレートハンドルが採用されたことでより一層レーシングスピリットを感じさせ、タコメーター機能だけついたメーターのシンプルな形状・デザインの、ハンドルまわりと上手く馴染んでいます。
なお、ヘッドライトに使われている部品もカーボン製です。
ショート・カーボン・テールユニットやアルミ製燃料タンク
後ろからバイクをチェックしましょう。アルミニウム製の燃料タンクがシート下部に配置され、テールユニットはカーボン製のものへと交換されています。アルミニウム製サブフレームには純正品がほんの少し活用されています。純正にはないスポーツ色溢れるデザインです。
初代モデルをオマージュしたレーシーなカスタムバイク
V-MAXの30周年を記念し、YAMAHAからの持ちかけがきっかけとなって製作することとなったJvB moto YAMAH V-MAZは、純正部品が加工されて使われていたり、ワンオフパーツの使用、カーボン製パーツの装着など、初代モデルへのオマージュやレースマインドがギッシリと詰まった30周年を記念モデルとしてふさわしいカスタムバイクになっています。今後のJvB motoのカスタムバイクにも注目です。