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先日お届けした【爆音注意】音で比べる日本4大メーカーの大排気量エンジン!に続き、やってまいりました海外編!日本のバイクじゃ物足りないよ~という方向けに、代表的に有名な海外メーカーの傑作をいくつかピックアップして、そのエグゾーストノートをチェックしてみました!
Triumph Street Triple 765cc
まず初めに見ていくのは、去年からMoto2で独占エンジンサプライヤーを担っている、名門トライアンフのStreet Triple RSから。レースに使用されているものと同じく3気筒765㏄のエンジンが奏でる音は、まるでスポーツカーのような上品で安定感のあるエグゾーストノートです。
こちらの動画は、イタリアの最高級パーツサプライヤーSC Projectの製排気システムを組み込んだエンジンでのダイノテスト。
まるで金管楽器のような、細やかな粒と伸びやかな音色ですね。トンネル内で走ったらとんでもないことになりそうです。
KTM 1290 Super DUKE
底冷えするような重低音を響かせる悪魔のようなエンジン、これぞKTM!大きめの粒と、徹底的に低いエグゾーストサウンドはどっしりとした威圧感と存在感がありますね。凶暴な2気筒の75°V型エンジンをちょっとひねれば、軽い車体も相まって簡単にウィリーしてしまいます。
こちらは、先ほどご紹介したSCプロジェクトのデュアルティップスリップオンマフラーを装着してのサウンドテスト動画。
トライアンフの管楽器のような伸びやかな音とは正反対で、まさに爆発音の連続ともいえる、五臓六腑を震わせる排気音が男の子のロマン心を揺さぶります。
DUCATI Panigale V4R
もはや芸術品ともいうべき、モータースポーツ界の金字塔DUCATIの話題作パニガーレV4R。どの回転数においても変わらずのパワフルな排気音は、まさにスーパースポーツというジャンルにふさわしいスポーティさを見せつけてくれます。
MotoGPのオンボードカメラでまったく同じサウンドが聞けるので、ドゥカティのエンジン好きの方がいましたらぜひご参考にしてください。
Husqvarna 701
バリバリとした大粒の中音と、ハイレスポンスで叩きつけるような加速を見せるハスクバーナ。ワイルドな排気音を轟かせて走る姿はまさに路上のチェーンソーです。(もちろん誉め言葉)
通りすがりで聞くとドップラー効果も相まってバイクらしい排気音に聞こえますが、停車して空ぶかしをするとまんまチェーンソーのような音に早変わりします。
まるでアメリカンバイクのようなドロドロとしたアイドリング音は、男らしいという表現がピッタリな気がします。音とはまた別に、独特なタンクデザインと他人と被らない面において、ハスクバーナが気になっているライダーも少なくないのではないでしょうか。
BMW S1000RR
自動車産業にて世界トップクラスの実績を持つBMWグループが誇る、最強バイクの一角S1000RR。高級感と力強さにあふれるきめ細やかな低音は、ほかのバイクメーカーでもなかなか再現できません。
低速での余裕のあるエンジンサウンドと、少し開ければ跳ねるように反応する素直なエンジンに、魅了される男の子は多いのではないでしょうか。
スコーピオン社製のエグゾーストを装着したサウンドテストの動画がこちらです。上品さはそのままですが、サーキットで暴れまわるような凶暴なサウンドはまさに圧巻。所有欲よりかは畏怖の念が勝りますね、もはや恐怖心を抱くほどに圧倒的な爆音です。
Harley Road Glide
最後にご紹介するのはアメリカ最大のバイクメーカー、伝説のハーレー・ダビッドソンが送るロードグライド。一定の弾みがついた独特なアイドリング音と、低回転数からゆっくりとクレッシェンドしていく大粒のエグゾーストサウンドはまさに王者の風格。
正直、動画では伝えきれない空気の振動がハーレーにはあるため、実際にSAなどで耳を傾けるのが一番わかりやすいかもしれませんね。
日本4大メーカーの大排気量エンジンとは違って、とても個性的なエンジンサウンドが多かったですね。総じてお手本というよりかは最高級、または極振りという表現が当てはまる尖ったサウンドで、他社との比較がしやすいです。
なんだかエンジン音が物足りないな~と考えている方は、海外製バイクに目線を向けるのが吉なのではないでしょうか。