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フランスのカスタムバイクショップであるTaverne Motorcycleがこれまで製作したバイクの中に、 HONDA DAX Heinekenと呼ばれるものがあります。お酒好きならこの名前を聞いてピンとこない方はいないでしょう。今回はこのカスタムバイクに注目してみましょう。
ハイネケングループのカラーリングを持ったカスタムバイク
これがTaverne Motorcycleによって製作されたカスタムバイク HONDA DAX Heinekenです。冒頭の文章で想像された通りのデザインだと思った方もいらっしゃることでしょう。バイク全体がハイネケングループの製品でよく見かけるカラーリングとなっています。
ハイネケングループとはオランダにあるビール会社です。緑色のビンや缶、赤色の星のマーク、Heinekenと記された文字、などが特徴となっています。ハイネケンですが、緑色をしていることもあってか一瞬、ウィルキンソンのジンジャーエールも想像してしまいます。
以前、筆者が紹介したカスタムバイクではペール缶のメーカーロゴ部分を活用したものもありましたが、ビールメーカーをテーマとしたカスタムバイクはなかなかいません。
ハイネケンのロゴでたまに見かける植物のイラストが、なんとホンダのロゴの下に佇んでいます!
随所に見られるハイネケンビール要素
このバイクのあらゆるところにハイネケンビール要素が登場しています。
まずひとつは全体がハイネケンビールの瓶・缶と同じようなグリーンカラーになっていることです。フレームだけでなくスイングアームもグリーンとなっています。
サドルした部分にあるHondaと赤色の星マークもそうです。黒色のラベルにHondaと描かれているこれは、ハイネケンのロゴのオマージュですね。Hondaの文字をHeinekenに変更したらまさしくそのままです。赤色の星のマークは、ハイネケン製品のハイネケンの文字の上に大体配置されています。
メッキパーツで高級感・スタイリッシュ性も高い
ハイネケン仕様ということもあってカラーリングに目を向けがちですが、各部のパーツにはメッキ加工が施されていたり、アフターマーケットのパーツが装着されているなど、パーツにもカスタムバイク要素が詰まっています。
ダックスでよく見かけるこのタイプのハンドルも健在です。
フロントフェンダーにはピカピカに輝くステンレス製のフェンダーが。ホイールは部分的にボディと同じ系統のハイネケンカラーが取り入れられています。このホイールデザインは全体の中でも筆者が特に好きなカスタムです。
サイレンサーにはヨシムラ製のものが採用されています。マウント位置が高いということもあって存在感が強いです。フランスのカスタムバイクショップが、日本のバイクに日本のマフラーメーカーのパーツを装着し、ボディカラーはオランダのハイネケン仕様と、いろいろと折衷させた感じが最高ではありませんか。
バイクとビールのコラボレーションもあり?
ホンダ ダックスにいろいろとカスタムを施すことは定番中の定番ですが、カラーリングをハイネケンにするという発想は、実に面白いです。運転しながらお酒を飲むことはできませんが、これなら運転しても問題ありません。ボディペイントを考えている方、ハイネケンカラーでいかがでしょう?