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最寄り駅や通勤・通学先まで自転車で向かうには少し遠いけれど、クルマを使うほどでもない。そんな時、スクーターは最高の選択肢です。燃費もいいし、小回りも効く上に、ATだからバイク初心者でもラクラク運転できちゃいます。新型コロナの影響でいくらか緩和されたとはいえ、朝の通勤ラッシュ時の電車やバスはまだまだごった返していますし、なにより自分のペースで出発できるのがイイ!
日々スクーターに跨り公道を疾走する爽快さは、日々のストレス発散に役立ちますよ。
20万円以下で買える個性的なスクーターの数々
加えてスクーターには、さまざまなデザインや独自の機構をもったモデルがたくさんあります。自分好みの一台を選ぶ楽しさもまた、魅力の一つです。中でも中古車に限れば、20万円以下でも個性的なモデルが手に入るんですよ。3つ厳選してご紹介します。
女性にも人気のかわいいデザイン原付「ヤマハ Vino」
すでに登場から20年以上経つヤマハの人気スクーター がVino。丸目の一眼ライトに、比較的立ったレッグシールドなど、クラシカルなデザインが特長的で、女性人気も高いモデルです。最近では、人気キャンプ漫画の実写化ドラマ「ゆるキャン△」で使用されていることでも注目を集めています。
2004年式前後で、パワーの異なる4ストロークエンジンと2ストロークエンジンに切り替わっているので中古を購入する際は注意。2ストロークはかなりレアで愛好するバイカーも多いですが、燃費が悪く、メンテナンスに慣れが必要とちょっと初心者には扱いづらかったりします。こだわりがなければ、4ストロークの方を選んでおきましょう。
ギアチェンジも楽しめる「ホンダ スーパーカブ」
スクーターでもギアをガチャガチャしたいなんていうギミック好きにはホンダの名車、スーパーカブがオススメ。原付やAT限定の免許で乗れるのに、クラッチ操作不要でペダルだけでギアチェンジができるんです。ふつうのバイクとは違って、トップギアに入った後シフトアップすると1速に戻り、逆に1速からシフトダウンするとトップギアに入るなんていう不思議な変速方式なので、ちょっと慣れは必要ですが、手軽に”バイクを操ってる感”が楽しめます。
なにより「水没してもエンジンがかかった」とか「エンジンオイルの代わりに揚げ油をいれても問題なかった」なんて嘘かホントか判断に困るものの、”そうそう壊れない”ことを伝えるエピソードには事欠きません。ズボラな人には最高の相棒かも。
50ccだけでなく、110ccや125ccのラインアップもあり、自分が持っている免許にあったモデルが選べるというのもありがたいところです。
通勤快速の代名詞「スズキ アドレス125」
ザ・スクーターといったスタイルのスズキ アドレス125は、フロント12インチの大きめタイヤのおかげで、クラス以上の安定した走りを見せてくれます。足を置くフロアボードはフラットな形状で、2Lのペットボトル6本入りのダンボールがきちんと載せられるくらい広々。積載性もいいですし、乗り降りのしやすさ、足を置く位置の自由度の高さがきちんと確保されていて、まさに通勤・通学や買い物を含めた普段使いに求められる機能性が高いレベルでまとめられているんです。
天気や気分によって使い分ければさらに楽しく
選ぶ楽しさも乗る面白さもあるスクーターはまさに通勤・通学の救世主!
とはいえ、もちろんデメリットだってあります。天気や気温の影響を受けやすいですし、夏のうだるような暑さの中、冬の身を切るような寒さの中走らなければならないのはツラいところです。雨の日だってちゃんとレインウェアを揃えなかったらずぶ濡れ必至ですし。ヘルメットをかぶればメイクや髪型がくずれるのも困りどころです。
そんな時は無理にスクーターを使わないことも賢い選択です。日々の移動手段を増やすことで、その日の気分や状況にあった方法を選べるようになると考えればいいんです。雨の日やフォーマルな装いが必要な日は大人しく電車やバスを使うとしても、天気の良い日のバイク通勤・通学を試す価値はあります。風を切る爽快さを感じながら、一日の始まりを迎える習慣をつけちゃいましょう!仕事も勉強もきっと捗りますよ。