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夏にバイカーのSNSを見ていると「今日のオロロンラインは優勝!」なんて投稿をよく見かけませんか?そこにはまるで海外のような、地平線まで続く一本道が写っていて、日本の景色とはとても思えない絶景。ですが驚くことなかれ、これ実は北海道なんです!
地平線が見える道「オロロンライン」
オロロンラインは小樽から稚内まで続く、北海道の日本海側を走る絶景シーサイドルートです。国道231号線、232号線、そして道道106号線の総称となっており、このうちバイカーが好んでいるのが「道道106号線」の区間です。
ここは天塩町から日本最北端の町「稚内」までの約70kmに渡って、信号やガードレールのない一本道が地平線に向かって伸びています!しかも西側には日本海の大海原、東側には延々と続く草原地帯「サロベツ原野」の絶景が広がり、とにかく360°全てが絶景。
何より渋滞や混雑とは無縁の場所なので、愛車のアクセルをひたすら開けて走れる、控えめにいっても最高すぎる道なんです!
何もないことを楽しもう
オロロンラインにはコンビニや民家はおろか、あたり一面に人工物が一切ありません。この「何もないこと」が逆に最大の魅力。ひたすら走り続けてもヨシ、カッコいい写真を撮るのもヨシ、景色をボ〜っと眺めてまったりするのもヨシと意外と楽しめることはたくさんあるんです。
現代人は常にモノに囲まれ、時間に追われていますから「延々と広がる自然の中で、バイクの鼓動と草木の匂いだけを感じる」経験は貴重。日本で楽しめるのもココだけです!
記録用としてアクションカメラを持っていくと、一生の思い出になる動画を撮れますよ!
絶景撮影スポットの宝庫
終始絶景が続くオロロンラインですが、中でもこれから紹介する3カ所はぜひとも訪れて欲しい場所です。とにかく目に焼き付くようなパノラマが広がっていますよ。
雄大な大地にそびえる風車の数々「オトンルイ風力発電所」
道道106号線の天塩町の入り口にある、巨大な風力発電の風車が約2kmに渡って続く絶景スポットです。バイクを停めて、風車のすぐ近くまで行くこともできますが、想像以上の大きさに驚きますよ。
海に浮かぶ幻想的な風景「利尻富士と日本海」
稚内の沿岸に浮かぶ離島「利尻島」には、その美しい円錐形から、通称「利尻富士」と呼ばれる日本百名山のひとつ「利尻山」がそびえ立っています。晴天ともなれば、その雄大な姿が海の向こうに表れ、幻想的な景色を見せてくれます。
北海道夏の風物詩「牧草ロールがある風景」
こちらは厳密には場所ではないですが、オロロンライン沿いに広がる牧草地帯には夏の風物詩ともいえる「牧草ロール」がポコポコと置かれています。道路上から見える位置にあるので、バイクを路肩に停めて写真を撮ってみましょう。有名な絵画の世界に入ったかのような気分に浸れますよ。
バイカー御用達の「樺太食堂」でウニを食う
オロロンラインにはお店なんて一切ないので、食事はゴールの稚内で堪能しましょう。ビックリするほどウニがたんまりと乗った「ウニ丼」が名物の「樺太食堂」がおすすめです!
かなりパンチの効いたガッツリ系の盛りなので、草食系バイカーや女性バイカーは量の少ない「白いメニュー」の中から注文しましょう。バイクで行けばオリジナルステッカーがもらえるのもうれしいところ。北海道ツーリングの良い記念になります。
バイカーなら絶対に走るべき!
360度のパノラマの中、ひたすらアクセルを開けて走れる日本で唯一といっても過言ではない道、それがオロロンラインです!北海道まで行くハードルを考慮しても、バイカーなら絶対に走ってみるべき場所です。オロロンラインを愛車で走って、SNSで絶景写真と優勝しましょう!