マッスルにピックアップにラグジュアリー!歴代の凄いアメ車ベスト7!

かつて、世界中のクルマファンが憧れたアメリカ車。もちろん、今でもGM(ゼネラルモータース社)は世界の販売台数シェアの第3位に入っていますが(2015年実績)、かつてほどみんなが憧れる魅力的なクルマがあまりないのでは?と思われていて残念です。
そんなアメ車の威厳復活の願いをこめて、アメリカの情報サイト「THRILLST」が、歴代のアメ車ベスト7を発表。どんなクルマがランクインしたか、早速ご紹介しましょう。
7位:1967 シボレー「コルベットL88」
やっぱりマッスルカーはランクインしていますね。流線型ボディにリトラクタブルヘッドライトが憧れだった1967年製シボレー「コルベットL88」です。しかも、この「L88」はただの「コルベット」ではありません。なんと、レーシングカー用エンジンを搭載していたのです。
最高出力はメーカー公表値で430馬力。ところが、実際は550馬力は出ていたと言われています。当局に目を付けられないため、ウソをついたようです。ガソリンは103オクタン以上のレース用を使わないと走らないなど、公道ではあまり使い勝手のよくない代物でしたが、最強のコルベットという意味では1番でしょうね。
6位:1991 GMC「サイクロン」
アメリカ人はピックアップ好き。全長が6m近い巨大なフルサイズモデルから小型のスポーツモデルまで、バリエーションも豊富です。中でも、この「サイクロン」は2人乗り小型トラックとは思えないほど速いのです。
なにせ、「カー&ドライバー」というアメリカの自動車雑誌が行ったゼロヨンテストで、フェラーリを破ったのですから! 280馬力のV6エンジンを搭載した、バカッ速スポーツトラックです。
5位:1928-1937 デューセンバーグ「モデルJ」
かつてアメリカにあった高級車メーカーがデューセンバーグです。その「モデルJ」は、高級な仕様なだけでなく、性能もピカイチ。ゼロ発進から加速し時速60マイル(時速約96.5km)の到達時間が6秒、最高速度は時速209km以上をマーク! どこから見てもビンテージカーなのに、そのスタイルからは想像もできないほどの速さを誇っていました。
お値段も破格で、販売当時の価格は3万ドル(約304万円)、現在の価値にすれば40万ドル(約4,055万円)以上はするクルマだったのです。
4位:2017 シボレー「カマロ1LE」
シボレー「カマロ」もアメリカを代表するスポーツカー、というよりマッスルカーです。初代モデルは1967年に発売、2016年にモデルチェンジし6代目が登場しています。
そんな歴代「カマロ」の中で、恐らく最もスゴイのは2017年に出る1LEパッケージ装着車。これは、先代「カマロ」にも設定があった仕様で、足回りやハンドリングを強化するパーツを装着したもの。最新にして最強のカマロはたぶんこの一台だと、期待も込めて予想しています。
3位:1965 シェルビー「マスタングGT350」
アメリカンマッスルカーの代表格が、フォード社が現在も生産している「マスタング」。これはその1965年モデルをベースに、シェルビーがチューニングを施したマシンです。
ちなみに、シェルビーとはレーシングドライバーのキャロル・シェルビーが立ち上げたチューニングメーカー。「GT350」は、当時フォードがマスタングの販促のためにシェルビーに作らせた公道走行可能なレーシングカーだったのです。
しかも、当時このクルマはレンタルも可能でした。「GT350」を借りてレース場へ行き、レースに勝って家に帰るなんてことが手軽にできたという、ウソのようなホントの話。手軽にレンタル、街乗りもOKのレーシングカーということで、ブロンズメダルを獲得です!