「ガルウィング」って言うな!さまざまなクルマのド変態ドア13選!

ベンツのガルウィング、BMWイセッタのフロントドアなど、とても奇妙なドアの開き方で一躍有名になった車ってありますよね。

この間ケーニグセグの記事を扱っててふと思ったんです。そういえばケーニグセグのラプタードアみたいに有名じゃないけど面白い開き方をするクルマのドアってどれくらいあるのかな、なんて。

そしたら出るわ出るわ、オシャレなのからキモいのまでどっさりと!本日は世界に広がる数々の変態カードアを皆さまにお届けしてまいります。

 

メルセデスベンツ 300SL「ガルウィングドア」

まずはおさらい、「ガルウィング」についてです。その名の通り「カモメの翼」のようにルーフの背骨を軸に上に開くのがこのガルウィングドア。レーシングカーに採用されがちなこちらのドアですが、そのメリットなどについてはすでに腐るほど言及されていますのでここでは割愛(尺取りますからね)。

なんでも「ガルウィング」と呼ばれがちですが、あくまでガルウィングはこの形のドアのことで、決して「変なドアはとりあえずガルウィングって呼んどけばいい」なんてことはありませんので、ご留意ください。

 

ランボルギーニ「シザードア」

こちらはランボルギーニに採用されている「シザードア」。まるではさみのようにドアが縦方向に開くことから名づけられました。「ガルウィングだ!」と呼ばれがちですが、全く別物のドア機構でございます。

 

フェラーリ「バタフライドア」

こちらはフェラーリが採用しがちな「バタフライドア」。ドアが上に持ち上がりながらひねり、そしてドア表面が前面に見せびらかすように開くのが、まるでのようだということが語源になっています。

さてここまでは前菜。ここからさらにド変態になっていきます。

 

ケーニグセグ「ラプタードア」

まず先ほど話題に出たケーニグセグから。このカードアは「ラプタードア」と呼ばれ、ラプターからわかる通り猛禽類をイメージしています。

90度クルっと回転して前方に進んでいく姿はなかなかにかっこいいですね!コンパクトなうえに乗り降りしやすいので非常に魅力的です!

 

ジャスティック「消えるドア」

2007年にリンカーンマーク8に改造として施されたこちらのドア機構は、名前通りドアが消えたかのように車体下に向かって開く独特なシステムです。ミラーをボディのピラーにつけることでドアをすっぽり収納できるようになっています。

後部座席に乗車しやすいようにドア幅は延長され、アクセスがより改善されています。近未来的な高級感があっていいですね!

 

BMW Z1「バーティカルスライディンドア」

1989年のZ1に採用されたこちらのドアは、その名からわかる通り「垂直に滑る」ことで収納されるドアです。確かにドア高が低ければできそうに思えますが、Z1のドア高はしっかり乗用車レベルにあるのでどこに吸い込まれて行っているのか不思議ですね。

答え合わせとしては先ほどのジャスティックの「消えるドア」と同じように、車体下部に収納スペースがあり、垂直移動してるように見えますがクルっと回転しています。

 

REZVANI「サイドワインダードア」

こちらの「サイドワインダードア」は後ろから前方向に向かってドアをスライドさせるタイプのドアです。なんだかバットマンとかに出てきそうなポストSFチックな雰囲気がプンプンしてますね!

でもちょっと指挟みそうで怖いですね、しかも結構痛い挟み方をしそうです……

 

Yo Mobil「スライディングドア」

名前こそオーソドックスですが、その実態はいまだかつてないほどの変態さを秘めています。

ぬるりと後ろにスライドして、後部で重なるさまはまさしくGの羽。まだ驚きが生理的嫌悪感を上塗りしていくれているのでいいですが、見れば見るほどGにしか見えなくなってしまいます……

 

フォードEVOS「EVOSコンセプトドア」

2010年ごろにフォードが自社ブランドのアイデンティティ喪失を憂慮してデザインしたのがこちらの大胆で情熱的なドア。

まるでガルウィングシザードア観音開きをミキサーにかけたかのようなこのドアデザインは、残念ながらいまだに製品化されてはいませんが、されてもおそらく買うことはないでしょう。

 

アルファロメオ パンディオン「パンディオンドア」

まず間違いなく立体駐車場で痛い目を見るであろう、この大胆なドアデザインは2010年にアルファロメオがコンセプトスポーツカーとして発表した「パンディオン」のものです。

セレブのパーティ会場にて登場シーンを華々しく飾りたい人向けなデザインは、確かに思い切っていて別の魅力を感じますね!もちろんドアの開くスピードはめちゃめちゃ遅いです。

 

テスラ ModelX「ファルコンウィングドア」

これもなかなかに独特なデザインのドアですね。後部座席のドアのみに採用された「ファルコンウィングドア」は開ききった姿は「ガルウィング」そのものですが、開く過程で全く横スペースを取らないことが特徴です。

実際に銀座のLUMINEにて展示されたモデルに触れてきましたが、電機駆動のおかげで操作に力がいらず、非常に便利に感じましたが、もとより高さのあるSUVがさらに上に手を伸ばしたら、天井の低い立体駐車場や地下駐車場で泣きを見そうです。

 

GLM「G4ドア」

京都府のベンチャー企業GLM社のコンセプトEVである「G4」に採用された4枚のドアは、前後方向に開くバタフライドアになっています。オーソドックスな車体の割にずいぶん派手な演出ですよね。少しドア高が高いので足を引っかけてしまわないか心配です。

 

ホールデン ハリケーン「キャノピードア」

さまざまな先進的デザインが流行した1969年、ホールデン社が発表したハリケーンコンセプトカーが実装したのがこちらのキャノピーオープンドアのシステムでした。まるで戦闘機のようにルーフ、フロントガラス、ドア(にあたる部分)などすべてがワンピースになり上に持ち上がるこのシステムは、当時も今も驚きの眼差しで見られています。

 

いかがだったでしょうか。「ガルウィング」といってすべてまとめて捉えられている方もいたかもしれませんが、実は小分けして見ていくとこんなに種類があったんですね。決してすべてが魅力的ではありませんが、どれも未来を見つめていて夢を感じるメカニックデザインをしていますね!