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「久しぶりにバイクに乗るかぁ」と思って見てみると、保険が切れていたなんてことはよくあることです。
それでもバイクに乗りたい、でも保険に再加入するほどではないという方の中には、近年テレビCMでもされている自動車短期保険のバイクバージョンはないのかとひらめく人もいらっしゃるでしょう。
そこで今回の記事では一日だけバイクに保険をかけたいときの方法をご紹介し、安く済ませて安心してバイクに乗る方法を解説いたします。
一日だけのバイク保険ってあるの？
結論からお伝えすると、一日だけの車保険はあるけどバイク保険はありません。
冒頭からバッサリと残酷なことをお伝えしてしまい、希望もなにもあったものじゃありませんよね。
近年、テレビCMでは「短期間の自動車保険」というものをよく見かけますので、バイクの一日だけの保険もありそうに思えますが、残念ながらバイクには適用されないのです。
たとえば、大手保険会社である三井住友海上は自動車保険であれば一日（ワンデー）保険を500円で加入することができます。
保証内容は対人賠償、対物賠償、搭乗者傷害など一般的な任意保険と遜色のない保証内容ですが、対象となる『車』とは３、５、７ナンバーであり、かつ、ナンバープレートが「白地に緑文字」または「黄地に黒文字」のみに限定されます。
つまり、原付や二輪車はサービスの対象にはならず申し込み自体ができません。
他社にもいくつかワンデー保険が展開されていますが、ほとんどの事業者でバイクが対象に含まれていないのです。
ほかの保険でカバーする
バイクでワンデー保険に加入することはできませんので、真っ正面から短期保険を契約することはできません。
そのため「じゃあバイクの保険に入りたいなら通常の任意保険しかないのか」と肩を落としそうですが、実はそんなことはありません。
もしあなたが現在バイクに乗っておらず、四輪車（自動車）を運転していて任意保険に加入している場合、他車運転特約という特約が付いていることがあります。
他車運転特約とは、通常運転する自動車とは別の車両を運転していて事故を起こした際に保険金がおりるというものです。
一般的な自動車の任意保険は、加入して対象になっている車の保険が使用されますが、他社運転特約をあなたが単独で結んでいると他車両を運転していても、あなたの保険が使用できるというものです。
ただし、他車運転特約はあくまであなたが所有していない車両を運転していた場合に使用できるものなので、誰かから借りたバイクである必要があります。
また、他車運転特約は割と判定がシビアなこともあるので十分に理解しておかないと、事故を起こしても保険金が出ないこともありますので、注意が必要です。
一日だけ乗るならレンタルバイクもあり
他車運転特約を結んでいるからといっても、あくまで誰かから借りたバイクでなければ適用を受けることはほとんどありません。
そのため、一日だけのバイク保険としての実効性には乏しく、しかも判定がシビアなので十分に安心してバイクを運転することは難しいでしょう。
もしあなたがバイク以外に車両を運転しておらず、保険もなにも入っていない場合において一日だけバイクを運転したいと考えているなら、あなたのバイクではなくいっそのことバイクをレンタルしてしまうのがおすすめです。
レンタルの料金は？
近年展開されているバイクのレンタルサービスは一日だけでなく数時間単位でバイクを借りられ、低コストでバイクを楽しむことができます。
たとえば、レンタルバイクの大手業者をサンプルにお伝えすると、CB400SFを一日借りようとすると17,400円で借りられ、この料金の中に任意保険の料金が含まれています。
さらにオプションを加えることで車両が損傷した場合の修理費用の上限を設定できますので、より安心してバイクを楽しむことができるでしょう。
なお、レンタルバイクではなくあなたのバイクを通常の保険に再度加入させようとする場合、CB400SFであれば最短の自賠責保険12ヶ月で8,290円、任意保険年間42,000円かかります。
一日だけ乗るのに自賠責保険と任意保険に再加入するとなると非常に高額になりますので、レンタルバイクを借りてしまった方が断然お得といえるでしょう。
まとめ
バイクの一日だけの保険はサービスが展開されていないことから、加入することはできません。
しかしレンタルバイクを使用すれば、わざわざ自賠責保険や任意保険にあなたが再加入しなくても、低コストで、かつ一日だけバイクに乗ることはできますので、ぜひレンタルサービスを検討してみてはいかがでしょうか？
