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誰も逃れられない「梅雨」が目前だ。
その昔は「北海道に梅雨はない」と言われていたが、最近は北海道でも7月あたりは雨が多く、多少時期のズレはあっても、日本全国必ず雨の季節はやってくる。
もちろん自然や動植物育成のためにはなくてはならない恵みの雨であることは分かっている。でも俺たちバイク乗りは「せめて今日だけは降らないで」と空に祈らずにはいられない生き物。
けれどやはり雨に濡れる時もある。そんなときには当然レインウエアを着用するしかないのだが、皆はどんなレインウエアを着ているだろうか。
何を基準にどんなものを選べばいいのか。
今回は3種類のレインウエアを比べてみたい。新たに買う人にも、買い替えを考えている人にも参考になればうれしい。
1:コストパフォーマンスで選ぶ
価格で考えるならば。そう、作業服の販売店「ワークマン」だ。
作業仕事以外の方は来店する機会もないだろうが、実はワークマンバイク乗りには使える物が多数揃っている。
アンダーウエアからアウターまで、防寒着はもちろん。ブーツに適したソックスなど「バイク用」として売られているものよりもかなり安価で買うことが出来るのだ。一度覗いてみて損はない。
レインウエアももちろん各種揃っていて、一番のハイクラスモデルでも5000円しないのだ。
もちろんハードな外仕事に耐えうる仕様だ、安かろう悪かろうではなく、作りも耐久性もかなりのものだ。
レインウエアはどれもそうだが、使い続けるうちのどうしても防水性は落ちて行く。しっかりと防水スプレーなどでメンテナンスしていればいいけれど、なかなかコマメに出来るひとも少ないだろう。
例えば1年で買い替え、常に防水撥水能力の高いモノを求めるのならワークマンのレインウエアなどは最適ではないだろうか。
難点としては、耐熱素材ではないところと、デザインセンスにこだわりはあまりないので、最近のバイク用レインウエアのようにオシャレ感は求められないというところだろうか。
安くて質実剛健であればいいのならまさしく最適なウエアだろう。
2:やはりバイク用が一番
各ショップ・メーカー、多数から販売されているが、ポピュラーなバイク用。「ゴールドウイン」を紹介したい。
高品質さは最高峰といってもいいだろう、ゴアテックスモデルのハイクラスモデルで5万円を超えるし、一番安価なものでも1万円以下では買えない。
コンセプトが「雨天でのライディングを安全・快適にサポートするレインギア」というだけのことはあり、防水性能は当然ながら着用しないときにはコンパクトになるい設計や、視界悪い中でも周りに認めさせる被視認性も考えられている、まさにバイク乗りの為のレインウエアだ。
パンツの裾が大きく開くのでブーツを履いたままでも楽に着脱できるし、上腕部、わき腹部、腰、手首の部分で調整が出来るので、ばたつきも減らせる。
ゴアテックスモデルなら、あのジメジメ感を感じずに快適に雨天走行が出来るだろう。
値段だけが問題だが、しっかりとメンテナンスをして長年使い続けるのならその価格にも納得だ。
3:レインギア以外でも活躍
ちょっとバイク乗りの間で流行り過ぎているのだが。
ECWCSの迷彩ジャケット。素材感はほぼゴアテックス系のナイロン素材に等しく着心地はなかなかいい。
筆者はこの3種類のどれも購入し使用していたが、長年愛用しているのはこの商品である。ズボンも同素材の迷彩パンツだが、上下できると兵隊のようでいささか恥ずかしいが、いろいろ試してこれがベストだと今のところ個人的には感じている。
まずはポケットの数が多く、フロントポケットはかなり大きく非常に便利だ。
これも個人的意見なのだが、他製品に比べて特にメンテナンスをしなくとも、なかなかの耐久性なのだ。
そして一番の利点は夏以外の3シーズンで寒さを考え防寒着を「もう一枚持っていくかどうか」迷うようなことが多いが、これさえあれば雨具にも、もう一枚の防寒具にもなるし、着ていてレインウエア感がないので、タウンユースでも問題なく着られてしまうところだろう。
値段的には特に安いわけではないがレインウエアにもなるジャケットだと考えれば、それほど高くはないかもしれない。唯一のデメリットはバイク乗りの間で流行りすぎているので、アメリカン系のミーティングやイベントなどに行くと、必ず同じジャケットを着ている人に何人か遭遇することだろう。だが、裏を返せばそれほどバイク乗りに支持されているとも言えるだろう。
バイク乗りにとって絶対に必要なアイテムでもあるレインウエア。値段やデザイン、そして機能性を考えて何を買うかを考える、そのお役に立てれば幸いだ。
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