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まだまだ猛暑日が続くものの、太陽が沈むと少しだけ走りやすい気温になる。
そこで筆者は、夜のバイク走行をナイトライドと称し、いつもより少し遠回りして帰路に着くのがちょっとしたブームだ。
緊急事態宣言中につき、どこかに立ち寄ることも憚(はばか)られるため、こんな夜はとびきり爽快なパンクロックを聴いて走るに限る。
そこで今回は、ドンピシャAIR JAM世代の筆者が、暗い気分を吹き飛ばす疾走感たっぷりの楽曲を10曲集めてみた。
Hi-Standard – STAY GOLD
疾走感というキーワードでまず思いつくのは、やはりハイスタの「STAY GOLD」だ。異論は認めない。
いつ聴いても泣きそうになるのは、筆者がAIR JAM世代のおじさんだからか。
SUPER STUPID – SUPER STUPID 2
現在はソロで活躍するLow IQ 01さんのバンドSUPER STUPIDよりセルフタイトルの「SUPER STUPID II」。パンクだか、カントリーだかわからないミックス感がこのバンドの真骨頂。幕張メッセで行われたBRAHMANの結成20周年イベント「尽未来際」で突如出演した時は、驚きを通り越して唖然とした。
SHARBET – Summer beach
マコさんの高音ボイスと岡田さんのダミ声低音ボイスが特徴的な3ピースバンド。なかでも「Summer beach」は人気があり、モッシュ&ダイブ必須だった。ちなみにSHARBETSはベンジー。さらに橋本梨菜の所属するアイドルグループSHARBETとも全くの無関係。
ヌンチャク – 都部ふぶく
AIRJAM世代のハードコアとして絶対に外せないのがヌンチャク。当時カリスマ的な人気を誇り、特に人気のある楽曲がこの「都部(いちぶ)ふぶく」だ。また、疾走感という観点では「マラダイス」や「くじゃく王’96」も捨てがたい。現在のバンドに置き換えるなら間違いなくマキシマムザホルモン。
SCAFULL KING – You And I. Walk And Smile
スカ部門は何と言ってもSCAFULL KING。圧倒的な演奏力と楽曲センスは、当時のキッズたちを魅了した。中でもこちらの「You And I. Walk And Smile」は、よくライブで一発目に演奏する曲として印象に残っている方も多いはず。スカのジャンルではRUDEBONESやSKA-FLAMESもいるが、疾走感のある楽曲が圧倒的に多いSCAFULL KINGを選んだ。
BRAHMAN – Beyond The Mountain
オリエンタルな民族音楽とパンクをミックスした唯一無二のバンドBRAHMAN。いまだ現役バリバリすぎてAIR JAM世代であることを忘れるところだった。
知名度の高さから「SEE OFF」をチョイスすべきか迷ったが、甲子園で吹奏楽部が演奏している印象が強いことから「Beyond The Mountain」の方をチョイス。こちらの再録ver.もかっこいいが、アルバム「grope our way」に収録されているオリジナルver.も捨てがたい。
HUSKING BEE – WALK
ロック部門ではHUSKING BEE。特にこちらの「WALK」は人気が高く、ライブでも必ず盛り上がっていた爽快な楽曲。ハイスタの横山健さんのソロ名義バンドKen YokoyamaのライブでもWALKのカバーを披露している。
GARLIC BOYS – あんた飛ばしすぎ
ハイトーンボイスをはじめメタル要素強めのハードコアパンクサウンドに、悪ふざけ満点の歌詞が妙にクセになるバンド。こちらの「あんた飛ばしすぎ」は、ももクロがなぜかカバーしている。
「電撃セラピー」の方が知名度が高いかもしれないが、バイクでスピードを出し過ぎてしまわぬよう「あんた飛ばしすぎ」をチョイス。
COKEHEAD HIPSTERS – POLICE GOING DOWN
今も全く色褪せることのない名曲「POLICE GOING DOWN」をチョイス。コークヘッドはカバーセンスも秀逸で、「Concrete Jungle」も非常に疾走感のある名曲。ちなみに、ボーカル小松さんがコークヘッド解散後に結成したスケートパンクバンドNIAGARA33の方が、小松節はそのままに、さらに疾走感のある楽曲が多い。
BACK DROP BOMB – BACK DROP BOMB
最後はBACK DROP BOMBのセルフタイトルをチョイス。日本のミクスチャーの元祖と言っても過言ではないバンド。楽曲もオシャレだが、メンバー自体のファッションもオシャレ。つまり、ライブハウスで買える物販のTシャツもオシャレ。
AIRJAM世代プレゼンツ、バイクでテンションがブチ上がる疾走感たっぷりのパンクロックを選んでみたものの、結局のところ音楽の好みは人それぞれあると思うので、今回は特にパンク好きライダーが自分好みの楽曲と出会うきっかけとなれば、これ幸い。