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コロナの影響によって移動手段が見直されている昨今ですが、車と同じくバイクの需要もかなり上がっていますね。
そこで現在、新車で買える125cc以上250cc未満の、国産ビッグスクーター8台をご紹介&徹底比較しました!
(125〜250cc)ビッグスクーターのメリット・デメリット
ビッグスクーターは一般的なマニュアル(MT)のバイクと違い、オートマ(AT)で操作がシンプル&簡単かつ、積載力の高さが魅力的ですが、当然いい部分もあれば、悪い部分もあるわけです。ということで、まずはじめに、ビッグスクーターのメリット・デメリットについてざっと説明致します。
ビグスクーターのメリット
- クラッチ操作&シフトチェンジが必要ないのでラク
- 靴が汚れたり傷ついたりしない
- オープンカーに匹敵するくらいの快適性
- 積載力の高さ&タンデムのしやすさ
- ツーリングにも最適
- かなりお求めやすい価格帯が多い
ビッグスクーターのデメリット
- 自分で操作している感覚が薄い
- 車両重量が重い場合が多い
- カスタマイズの選択肢が少なめ
- 転倒すると外装がバキバキになって修理費がかさむ場合がある
ざっくりとビッグスクーターのメリット・デメリットをご紹介しましたが、人によっては「いやいやメリットしかない!!」なんて意見もありますので、あくまでもご参考までに。
新車で買える国産ビッグスクーターはこの8台!
スズキ・ホンダ・ヤマハから2021年現在発売されているビッグスクーターは下記の8台になります。
ビッグスクーターの比較も記載していますので、購入をご検討中の方は是非参考にしてみてください。
※スペック横の順位は8台を比べての順位になります
スズキ「BURGMAN(バーグマン) 200 ABS」
ビッグスクーター然とした風格あるボディに、200ccのショートストロークエンジンを搭載した、良い意味で不自由さを感じさせない”ちょうどよさ”が魅力のバーグマン。
フルフェイスが2個余裕で入れられるメットインや、2人でもゆったり乗れるシートの設計が特徴で、見た目とは裏腹に、スリムかつ足つき性も良いので、小柄な方にもオススメ!
巷では”バーグマン最強説”がささやかれるほど良くできたバイクです。
BURGMAN(バーグマン) 200 ABSのスペック比較
排気量:199cc(3位 /8台中)
最高出力:13kW(18PS) / 8,000rpm(3位 /8台中)
最大トルク:16N・m(1.6kgf・m) / 6,000rpm(3位 /8台中)
全長(mm)[小ささ]:2,055(6位 /8台中)
全幅(mm)[小ささ]:740(2位 /8台中)
全高(mm)[小ささ]: 1,355(8位 /8台中)
車重[軽さ]:165kg(5位 /8台中)
シート高(mm)[足つき性]:735(1位 /8台中)
メットイン容量[広さ]:41L(3位 /8台中)
燃費:36.0km/L(60km/h) 2名乗車時(8位 /8台中)
燃料タンク容量:10.0L(3位 /8台中)
価格(税込):57万1,340円(6位 /8台中)
ホンダ「FORZA」
エアインテークやエアアウトレット、スタイリッシュなLEDの灯火類によって、デザインが一掃された新型フォルツア。
また、搭載された新型エンジン「eSP+」によって、エンジン性能が250ccクラスの中ではトップクラスを誇ります。
また、メットインも48Lもあるので、日常の買い物からツーリングまで大活躍してくれます。
FORZAのスペック比較
排気量:249cc(1位 /8台中)
最高出力:17kW(23PS)/ 7,750rpm(1位 /8台中)
最大トルク:24N・m(2.4kgf・m)/ 6,250rpm(1位 /8台中)
全長(mm)[小ささ]:2,145(7位 /8台中)
全幅(mm)[小ささ]:750(5位 /8台中)
全高(mm)[小ささ]:1,360(6位 /8台中)
車重[軽さ]:186kg(8位 /8台中)
シート高(mm)[足つき性]:780(5位 /8台中)
メットイン容量[広さ]:48L(1位 /8台中)
燃費:41.5km/L(60km/h)2名乗⾞時(5位 /8台中)
燃料タンク容量:11.0L(2位 /8台中)
価格(税込):65万8,900円(8位 /8台中)
ホンダ「ADV150」
アドベンチャーなフォルムが特徴的なADV150は、このルックスでズバ抜けて燃費が良いんです!!
なにより、ワンランク上のリアサスペンションを導入しているので、座り心地や走行性も抜群!
すでにカスタムされたかの様なビジュアルは、他のスクーターと一線を画するデザインになっていますね。
ADV150のスペック比較
排気量:149cc(8位 /8台中)
最高出力:11kW(15PS)/ 8,500rpm(5位 /8台中)
最大トルク:14N・m(1.4kgf・m)/ 6,500rpm(5位 /8台中)
全長(mm)[小ささ]:1,960(3位 /8台中)
全幅(mm)[小ささ]:760(7位 /8台中)
全高(mm)[小ささ]:1,150(3位 /8台中)
車重[軽さ]:134kg(3位 /8台中)
シート高(mm)[足つき性]:795(6位 /8台中)
メットイン容量[広さ]:27L(5位 /8台中)
燃費:54.5km/L(60km/h)2名乗⾞時(1位 /8台中)
燃料タンク容量:8.0L(5位 /8台中)
価格(税込):45万1,000円(4位 /8台中)
ホンダ「PCX160」
PCXは街中で見かけるスクーターの中で、一番多いと言っても過言ではないですね。それは燃費の良さと、求めやすい価格、つまりコスパの良さに定評があるからではないでしょうか。
そして、今回はご紹介していませんが、さらにスペックの高い高出力型リチウムイオンバッテリーをエネルギー源とした、ハイブリッド原付二種「PCX e:HEV」も発売されているので、気になる方はそちらもチェックしてみてください!
なお、メットイン容量は他車と比較すると小さめですが、そこはトップケースを着けることでクリアしたら良いのではないでしょうか。そう考えると、レインコートなどちょとしたものを入れておく分には十分な広さと言えます。
PCX160のスペック比較
排気量:156cc(4位 /8台中)
最高出力:12kW(15.8PS)/ 8,500rpm(4位 /8台中)
最大トルク:15N・m(1.5740kgf・m)/ 6,500rpm(4位 /8台中)
全長(mm)[小ささ]:1,935(1位 /8台中)
全幅(mm)[小ささ]:740(2位 /8台中)
全高(mm)[小ささ]:1,105(1位 /8台中)
車重[軽さ]:132kg(2位 /8台中)
シート高(mm)[足つき性]:764(2位 /8台中)
メットイン容量[広さ]:24L(7位 /8台中)
燃費:53.5km/L(60km/h)2名乗⾞時(2位 /8台中)
燃料タンク容量:8.1L(4位 /8台中)
価格(税込):40万7,000円(3位 /8台中)
ヤマハ「MAJESTY S(マジェスティS)」
ビッグスクーターブームを牽引したレジェンド的存在で、今でも根強い人気を誇るマジェスティ。こちらは当時の249ccエンジンのモデルとは別モノになりますが、155ccの最新エンジンは燃焼効率が良く、トルクフルでスポーティーな走行が味わえます。
全幅は比較車種の中で最もスリムで、なにより新車で40万円を切るリーズナブルな価格設定が◎
MAJESTY S(マジェスティS)のスペック比較
排気量:155cc(5位 /8台中)
最高出力:11kW(15PS)/ 7,500rpm(5位 /8台中)
最大トルク:14N・m(1.4kgf・m)/ 6,000rpm(5位 /8台中)
全長(mm)[小ささ]:2,030(5位 /8台中)
全幅(mm)[小ささ]:715(1位 /8台中)
全高(mm)[小ささ]:1,115(2位 /8台中)
車重[軽さ]:145kg(4位 /8台中)
シート高(mm)[足つき性]:795(6位 /8台中)
メットイン容量[広さ]:32L(4位 /8台中)
燃費:40.0km/L(60km/h)2名乗⾞時(7位 /8台中)
燃料タンク容量:7.4L(6位 /8台中)
価格(税込):37万9,500円(1位 /8台中)
ヤマハ「XMAX」
“MAXシリーズ”のDNAを継承した250ccモデル。
フロントフェイスとリア部分には、「X」をモチーフとしたデザインが落とし込まれています。
走りに特化していることから、タンク容量が13Lも入るのでツーリングなどの長距離走行で困ることも少ないでしょう。
さらに、メットインも45Lもあるのでちょっとしたデイキャンプも行けそうですね!
XMAXのスペック比較
排気量:249cc(5位 /8台中)
最高出力:17kW(23PS)/ 7,000rpm(1位 /8台中)
最大トルク:24N・m(2.4kgf・m)/ 5,500rpm(1位 /8台中)
全長(mm)[小ささ]:2,185(8位 /8台中)
全幅(mm)[小ささ]:775(8位 /8台中)
全高(mm)[小ささ]:1,415(7位 /8台中)
車重[軽さ]:179kg(7位 /8台中)
シート高(mm)[足つき性]:795(6位 /8台中)
メットイン容量[広さ]:45L(2位 /8台中)
燃費:40.7km/L(60km/h)2名乗⾞時(6位 /8台中)
燃料タンク容量:13.0L(1位 /8台中)
価格(税込):65万4,500円(7位 /8台中)
ヤマハ「TRICITY 155」
自然なリーンを生み出す「パラレログラムリンク」と「独立した片持ちテレスコピックサスペンション」の独自設計(LMWテクノロジー)により、前側二輪でありながら滑らかな操作感が楽しめます。また、段差などを乗り越えた際の衝撃吸収力も高いので、一般的な二輪スクーターとは別格の乗り心地が味わえます。
見た目の印象通り、前側二輪なので安定感はもちろんのこと、長時間の運転でも疲れにくいのも特徴の一つです。
TRICITY 155のスペック比較
排気量:155cc(1位 /8台中)
最高出力:11kW(15PS)/ 8,000rpm(5位 /8台中)
最大トルク:14N・m(1.4kgf・m)/ 6,000rpm(5位 /8台中)
全長(mm)[小ささ]:1,980(4位 /8台中)
全幅(mm)[小ささ]:750(5位 /8台中)
全高(mm)[小ささ]:1,210(5位 /8台中)
車重[軽さ]:165kg(5位 /8台中)
メットイン容量[広さ]:23.5L(8位 /8台中)
燃費:43.4km/L(60km/h)2名乗⾞時(4位 /8台中)
シート高(mm)[足つき性]:765(3位 /8台中)
燃料タンク容量:7.2L(7位 /8台中)
価格(税込):48万4,000円(5位 /8台中)
ヤマハ「NMAX155」
話題の低燃費かつパワフルな”BLUE CORE”エンジンを搭載したNMAX155。
前後に13インチのワイドタイヤを採用することで、スポーティーかつ安定した走りを実現しています。
車体サイズもコンパクトかつ車両重量が比較車種の中では最軽量ですので、取り回しも楽に行えます。
NMAX155のスペック比較
排気量:155cc(5位 /8台中)
最高出力:11kW(15PS)/ 8,000rpm(5位 /8台中)
最大トルク:14N・m(1.4kgf・m)/ 6,000rpm(5位 /8台中)
全長(mm)[小ささ]:1,995(2位 /8台中)
全幅(mm)[小ささ]:740(2位 /8台中)
全高(mm)[小ささ]:1,115(3位 /8台中)
車重[軽さ]:128kg(1位 /8台中)
メットイン容量[広さ]:24L(6位 /8台中)
燃費:49.9km/L(60km/h)2名乗⾞時(3位 /8台中)
シート高(mm)[足つき性]:764(3位 /8台中)
燃料タンク容量:6.6L(8位 /8台中)
価格(税込):38万5,000円(2位 /8台中)
8台のスペックを徹底比較!
8台のスペックを表にまとめると以下の通り。※黄色は比較車種8台中1位のものになります
なお、シート高についてイメージが湧かない場合は、一般的なダイニングテーブルの高さが700〜720mmあたりですので、ちょっと行儀は悪いですがテーブルに腰掛け、そこから少しだけ腰を浮かせると、おおよそビッグスクーターのシート高に近づきます。実際には脚を開いて乗車するため、厳密な擬似足つき性チェックはできませんが、想像を膨らませるために試してみてはいかがでしょうか。
2021年国内バイクメーカーの現行ビッグスクーター比較まとめ
さて、現行モデルのビッグスクーター8台を比較してみましたがいかがでしたか?
一台一台をざっくり説明するとこんな感じでしょうか……
- バーグマン = 排気量とサイズ感が本当にちょうど良い!小柄な人もオススメ
- フォルツァ = 安定感と高級感を兼ね備えている。メットインの広さが自慢
- ADV155 = 独特のわんぱくなデザインが魅力!燃費も良し
- PCX160 = 低燃費もしかり、コンパクトさはシティーユースに最適
- マジスティS = リーズナブルな価格とコンパクト設計でエントリーユーザーでも安心
- XMAX = TMAX譲りのスタイリッシュなフェイス&テールでデザイン性に優れている。走行性能も高い
- トリシティ155 = 独自の安全性と唯一無二のスタイリングが魅力的
- NMAX = スペックがトータルして安定しており、軽量設計も嬉しい
新型コロナウイルス蔓延により、移動手段のニューノーマルとして見直されつつあるバイク(の中でも特にスクーター)。
どのビッグスクーターも個性があって魅力的ですが、ご自身が何の項目を購入基準にしているかにもよるので、この記事が購入検討時の参考になれば幸いです。