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3回に分けて、二輪免許の種類についてご紹介してきました。最後となる今回は、「大型二輪免許」、「AT限定大型二輪免許」についてご紹介させていただきます。
最強の二輪免許「大型二輪免許」
これまでの免許とは違い、すべてのバイクに乗ることができる「大型二輪免許」。
免許取得条件として、大きな違いの一つは取得可能年齢が異なること。
16歳から取得可能な免許
- 原付免許
- 小型限定普通二輪免許
- AT小型限定普通二輪免許
- 普通二輪免許
- AT限定普通二輪免許
以上の5種類です。
18歳から取得可能な免許
- 大型二輪免許
- AT限定大型二輪免許
以上の2種類です。
こう見ると全ての免許は10代から取得可能となります。ただし費用では大型に近づけば近づくほどかかっていきます。適正試験、学科試験、技能試験がクリアできたとしても経済面での壁がありますので、見切り発車にならないようにしてください。
取得費用、バイク購入費用、その後の維持費を考慮して計画した上で免許を取りにいきましょう。
「大型二輪免許」取得の流れ
「小型限定普通二輪免許」、「普通二輪免許」と同様になります。また、バイクの中で最も車体と排気量が大きく操作も難しいため、大型のみにしかない技能課題もあります。
「普通二輪免許」以上に車体が大きい分バイクの扱いも難しいため、技能教習や技能試験の内容が増えるので。技能教習だけで31時限もあるのです。その分しっかりと運転技術は身に付きます。
650cc以下のビッグスクーターが乗れる「AT限定大型二輪免許」
対象のバイクは650cc以下のオートマ車です。免許取得までの流れは「大型二輪免許」と同様ですが、クラッチ操作がないので「大型二輪免許」の技能教習よりも時限数が短いです。
大型バイクのメリット・デメリットは?
メリットは?
最強の二輪免許と書きましたが、何と言っても最大のメリットは排気量を気にせずに全ての車種に乗れること!
小排気量から大排気量まで、自分の好きなバイクを自由に選択して乗る事が出来ます。筆者もそうでしたが、いきなり「大型二輪免許」を取得することが可能です。
また、大型ならではの安定感や、充分なパワー、振動も少なく長距離運転が快適という点も魅力的でしょう。
自動車やトラックがビュンビュン走っている高速道路においても、決して劣ることはありません。むしろ高速を駆け抜けるバイクは目立ちますし、非常にカッコいいものです。誇れる免許と言ってもいいでしょう。
デメリットは?
気になるデメリットは車体の取り扱いに難があるところでしょう。車重300キロ以上のバイクは取り回しもテクニックが必要となり、特に女性ライダーの方は要注意です。
ちなみに筆者は体重50キロですが、立ちゴケもしにくく、取り回しの楽な重心の低いクルーザーを選択しました。
おわりに
3回にわたり二輪の免許について記事を書かせていただきましたが、バイクの免許について改めて比較してみると、メリットデメリットの違いは大きいなと感じました。
それぞれ良さがあると思うので、ご自身にあった免許&車種を選んでいただき、最高のバイクライフを満喫してください。
関連記事–バイクの免許の種類が知りたい!バイクの免許ってどんな種類があるの?(1/3)
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