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コロナ禍でバイク人気にさらなる拍車がかかり、全国の教習所では予約はおろか入校手続きすらできない状態が続いていますが、バイクの中古車価格相場も高騰しており、免許を無事に取得しても学生などの未成年にとってはバイクの購入費用も大きなネックとなります。
そこで真っ先に頭に思い浮かぶのがローンを使った車両購入ですが、ローンという仕組みに不慣れな未成年であれば少しネガティブな気持ちになるでしょう。ましてや、学生であればローンを組むことなんてできない…そうお考えの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、未成年の学生でも利用することのできる、バイクのローンについてご紹介します!
ローンの借入ができる金融機関
まずはバイクローンの借り入れができる金融機関は以下の通りです。
- バイクメーカーのディーラー(バイクメーカー正規販売店のローン)
- 銀行のバイクローンorマイカーローン
- 銀行カード(信用金庫・ネット銀行・労金等)
- 保険会社
- 信販会社
- 学生ローン
- 消費者金融
この様にさまざまな場所で借入をすることができます。
なかでもバイクの購入専用に設けられたマイカーローンやバイクローンは目的がしっかりしているため、金利が約2〜3%とダントツで低金利となっています。しかしながら、審査に必要な書類といった準備が多いほか条件も厳しく、審査が通るまでに日数を要する場合もあります。
ディーラーやバイクショップが扱っている直営店のローンの金利は約3〜5%、銀行のカードローンが約15%前後、それ以外のものは18%〜。最近ではネットローンや保険会社の金利が下がってきているので、なかには約1〜3%以内の金利でおさまるプランが用意されている場合もあります。これはあくまでも金利の平均値であり、利用者の条件や年齢によって異なるため、参考程度に留めておきましょう。
それでは本題である「学生でもローンが組めるのか」について掘り下げていきたいと思います。
そもそも社会的信用の低い学生はローンが組めるのか
クレジットカードの分割とは異なり、ローンを利用するには審査が必要になります。まだ学生のうちはアルバイトがほとんどでしょうが、条件によっては学生でもローンを利用することができます。
金融機関の条件で多いのが、「18歳以上・家族と同居していること・連帯保証人(場合により親権者の保証が必要)」が一般的な共通条件としてあげられます。年収をもとに支払い能力があるかを審査されるので、アルバイトでも勤続年数が長く、年収が高ければローンは比較的に通りやすくなります。
未成年でもローン審査は通るの?
2022年4月1から民法改正により、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられますね。バイクに乗れる年齢が16歳〜なので、16・17歳の未成年がローンを組むことができるのか、結論から言えば借入することは可能です!しかしながら、同居している法定代理人(親権者等)の連帯保証が必要になります。
未成年とはいえ、昨今ではSNSなどでもお金を稼せぐことができる時代ですから、社会人並みの返済能力が認められれば審査も通りやすいことでしょう。また、未成年でも婚姻をしている場合は民法753条のもと成人として扱われるため、きちんと生計が立てられているのであれば保証人が不要となります。
そのほか注意点は?
金融機関でローンを組むということは、購入したバイクが担保になっているということを忘れないでください。支払いが終わるまでは自分の所有物ではありません!
また、現在親の扶養に入っている場合は、返済を危惧してアルバイト代を稼ぎすぎたとしても、親の扶養から外れてしまうことになるので注意が必要です。このことを踏まえると、未成年かつ親の扶養に入っている学生であれば、ある程度の頭金を用意することが賢明でしょう!
可能であれば両親などにお金を借りる、通称「親ローン」も検討した方が良いかもしれません。 (なんと言っても無利息は魅力)
比較サイトも活用しよう!
最近では便利な比較サイトが増えいるので、自分に合ったローン会社を見つけて無理のない返済内容のもとバイクを購入しましょう!
頑張ってお金を貯めてからバイクを全額キャッシュで購入するのが最も望ましい(金利がかからないため)ですが、ローンを利用することで欲しいバイクにすぐ乗ることができます。学生のうちにしかできないこともたくさんあります。金利で総支払額が多少増えてしまうものの、それ以上の価値が見つけられるのではないでしょうか。