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普通自動二輪で運転が可能なロードスターモデルで気になる一台といえば、昨年発売された「BMW G310 R」。
BMWのバイクに一度は乗ってみたい!を叶える価格設定なので、迷っている方もいるのではないでしょうか。
BMWのバイクでこの価格設定なら買い?
2017年6月1日に発売されたモデルで重量は159kg、水冷単気筒の313cc。前方に吸気、後方に排気エンジンをもつ最高出力34ps / 9500rpm、最大トルク2.8kg-m / 7500rpmのモデルです。
ドイツで開発された「BMW G310 R」は、インドのTVSモーターカンパニーで生産され2020年までの販売台数目標は20万台。
価格は59万9000円からとなっていますが、オプションをつけることを考えるともう少し価格が上昇する予感がしますね。
国産モデルの300ccクラスを狙うなら
国産で同じくらいの排気量となると、ホンダの新型CB250R(CB300R)、ヤマハのYZF-R3 ABSやMT-03。CB300R海外仕様モデルは、水冷4st.単気筒で286㏄、重量143kg、シート高799mmのネオスポーツカフェタイプ。
日本向けには、2018年モデルCB250Rとして発売。ABSを搭載していないモデルもあり価格帯は50万3280円~55万4040円です。
CB250Rの外観は海外仕様のモデルと似ていますが、CB300Rのボア×ストロークは、76mm×63mmで、CB250Rよりもストロークが長く回転数はやや低い設定となっています。
YZF-R3 ABSとMT-3は、水冷4st.並列2気筒320㏄で、最高出力42ps / 10750rpm、最大トルク3.0kg-m / 9000rpm。MT-3の車体重量は166kgで、YZF-R3 ABSより3kg軽い設計です。シート高も同様の780mmとなるので、どちらかを選ぶならデザイン性と操作性の好みとなりそうです。
価格はMT-03が56万7000円となり、カウル付きのYZF-R3よりも4万円ほど安い設定なのは納得ですね。
BMWと言えばGSという方には、G310GSもあります。普通自動二輪免許で乗れるGSで、価格は66万9900円なのです。
ETC2.0の車載器も標準装備されているので、アドベンチャータイプのモデルやBMWのGSが欲しかった方には嬉しい価格設定のモデルとなっています。
乗りたいバイクを手に入れよう!
できれば転ばない方がいいに決まっていますが、転倒したときにカウルが破損して余計な出費がかかるのは、もはやカウル付きのバイクの宿命ともいえます。それでも、好きな人はつい乗ってしまうのがカウル付きタイプのバイクで、そんな心配を少し減らしたいならG310Rのようなネイキッドタイプだと思います。
BMWのG310Rの価格設定は国産のモデルとあまり変わらず、ブランド力とこの価格なら納得という人もいるのではないでしょうか。
BMWは大きな排気量のツアラーやスポーツバイクが多く、何となく敷居の高いブランドのイメージ。でも今年開催されたモーターサイクルショーでは、連日多くの来訪者で人気を集め展示されているGSやS1000 RRに跨るために順番待ちをする姿もみられていたのでした。
「やっぱりいつかは、BMW。」と考えているユーザーの声も聞かれ、憧れのブランドとなっていることがわかります。
とは言っても、いざ購入しようとすると現実感が少し遠のく価格。そこに投入された「BMW G310 R」は、まさに嬉しい1台なのかもしれないですね。
海外メーカーや国産メーカー問わず、バイク好きにとって「いつかはあのバイクに乗りたい!」がきっとあるはずなのです。
そんなバイカーをこれからも応援したいと思ったのでした。