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既にお伝えした通り、BMWモトラッドは2023年5月に新型「R12 nineT」を発表しました。
このモデルは、10年前にBMWモトラッドが90周年を記念して発売した「R nineT」の後継モデルであり、つまり100周年に登場することとなりました。
そして、今回新たに「R12」というモデルが発表されましたので、詳しくご紹介させていただきます。
BMWモトラッド「R12」はクラシッククルーザー!
こちらが「R12」です。モデル名からもお分かりいただけるように、「R12 nineT」のバリエーションモデルであり、シンプルなクルーザーモデル「R18」の兄弟とも言えるモデルです。
ちなみに「R12 nineT」は、既存モデル「R nineT」の進化版です。
搭載されているのは排気量1,170ccの空油冷ボクサーツインエンジン。最高出力は抑えて低中速型に設定され、70kW / 6,500rpmを発揮します。これはクルーザーとしての特徴に合わせたものです。
フレームはクラシックロードスター「R12 nineT」と同じチューブラーブリッジスチールスペースフレームを採用。この新開発のフレームは軽量化を実現し、クリーンでクラシックな外観を持っています。リアフレームも鋼管製であり、メインフレームにボルトで固定されています。
フロントフォークには45mm倒立タイプを、リアにはシングルショックを組み合わせています。マフラーは車体左側に2本出しで、「R nineT」のスタイルを踏襲しています。
一方で、ホイールサイズはクルーザーらしく、フロントは19インチ、リアは16インチに設定されています。
特筆すべきはシート高で、わずか754mmを実現しています。これはボクサーツイン入門ライダーにとって魅力的ではないでしょうか?
「R12」のカラーラインアップ
BMW「R12」のカラーラインアップは、すでにBMWモトラッド日本語版公式ウェブサイトに掲載されていますが、日本発売の時期と価格は未定です。
現在のカラーラインアップには、これまでにご紹介した“Option 719 Thorium”に加えて、“Aventurin red metallic”と“Blackstorm metallic”の3色が用意されています。
このモデルの日本発売に関する情報が入り次第、続報をお伝えします!
「R12」のスペック
エンジン形式 | 空油冷 4ストローク 水平対向2気筒 DOHC |
排気量 | 1,170cc |
最高出力 | 70kW / 6,500rpm |
最大トルク | 110Nm / 6,000rpm |
車両重量 | 227kg |
全長×全幅×全高 | 2,200×830× – mm |
ホイールベース | 1,520mm |
シート高 | 754mm |
変速機 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 14L |
タイヤサイズ | F:100/90-19、R:150/80-16 |
カラーラインナップ | Option 719 Thorium、Aventurin red metallic、Blackstorm metallic |