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ハーレーダビッドソンのスペシャリティモデルを生産するサブブランドとして位置付けられるなど、一時は飛ぶ鳥を落とす勢いを誇っていたビューエル。
ビューエルが発売したスポーツモデルはパンチの効いたVツインエンジンを搭載しつつ、軽量化&マスの集中化によるクイックなハンドリングを有しており、一部では熱烈に支持されていました。
ところがその後、販売不振もあり本社から切り離され創業停止の憂き目にも遭い、社名がEBRに変更されたこともありました。
そんなビューエルが復活すると度々お伝えしてきましたが、今度ばかりは本当みたいです!先日は大御所ローランドサンズとコラボしたニューモデル「スーパークルーザー」を2025年に発売すると発表しました。
そしてこの度、もう1台別のニューモデルを発表したのです!
ビューエルの現状を復習!
現在のビューエルは2023年モデルとしてスーパースポーツモデルの「ハンマーヘッド 1190」をフラッグシップモデルとして予約を受け付けています。
そのネイキッド版ともいえる「1190 SX」も同じく予約受付中。
この両車はビューエルお得意の極太アルミ製フレームにパワフルな挟角72度の水冷Vツインエンジンを搭載しています。エンジンの総排気量は1,190cc。最高出力は185hp(138kW)@10,600rpm、最大トルクは137.8Nm@8,200rpmを誇ります。
フレームにガソリンタンクを統合する独自構造、リムオンディスクブレーキの採用といったビューエルらしさを有しており、「ハンマーヘッド 1190」は車両重量190kgと軽量に仕上げられており、なかなかに魅力的ではありませんか!
そこにローランドサンズとコラボしてデザインされた「スーパークルーザー」が2025年モデルとして発表されたことは既報の通り。
ということで今回ばかりは本当にビューエルが復活するのではないかと、そう思われるのです。
ニューモデル「スーパーツーリング」が公開された!
そんななか発表されたのが「スーパーツーリング」というニューモデル。ビューエルにご興味のある方なら覚えていらっしゃるかも知れませんが、「スーパーツーリング」は長らくベールに包まれていた謎多きモデルです。
2021年に一度は発表に近づいたのですがお蔵入りしていたのです。
そんな「スーパーツーリング」が遂に形になったのです!搭載するのは「ハンマーヘッド 1190」と同じ挟角72度の水冷Vツインエンジン。最高出力も変わらず138kWと発表されました。
公式発表はありませんが、メインフレーム&サブフレーム、スイングアームといった基本構造も「ハンマーヘッド 1190」と同じようです。
フロントのリムオンディスクブレーキも踏襲されています。
オプションパーツとして可倒式のタンデムステップ&マウントが用意されています。
また容量は不明ですが大容量の四角いパニアもアクセサリーにラインアップされています。
ステッチ入りのシートは高級感があって良い感じですが、これもオプションパーツとのこと。
軽量なカーボンファイバー製の外装パーツまで用意されており、高級感を漂わせています。
「スーパーツーリング」は2025年発売予定!
ビューエルのニューモデル「スポーツツアラー」の発売予定は、スーパークルーザーと同じ2025年とのこと。参考価格は21,995ドル(日本円:約296万円)と、それなりにプレミアムな価格設定ですが、ビューエルならではの魅力的な性能を備えていることでしょう。
新生ビューエルのニューモデル「スーパーツーリング」。今から楽しみでなりません!