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2022年10月にドイツで開催されたインターモトにて、スズキがひっそりと世界初公開したモデルがありました。それが、これからご紹介する「バーグマンストリート125EX」です。
激戦区である125ccクラス(原付二種区分)にスズキが投入した、ラグジュアリーな小型スクーターとは一体どんなモデルなのでしょうか?
「バーグマンストリート125EX」は大柄かつラグジュアリーなシティーコミューター!
こちらが「バーグマンストリート125EX」です。スズキ自身は本モデルを「ラグジュアリースクーター」と表現しており、2023年春よりヨーロッパで市販が開始されます。
“ラグジュアリー”というだけあって、125ccクラスとは思えないほどに大柄で落ち着きのある高級感漂う仕上がりです。
例えば、国内販売している同社の125ccスクーター「アヴェニス」は全長が1,895mm、ホイールベースが1,265mmですが、この「バーグマンストリート125EX」は全長が1,905mm、ホイールベースが1,290mm。流石に「バーグマン200」よりはコンパクトですが、ちょっと小柄な方が乗っていたらビッグスクーターと見間違えるかもしれません。
「バーグマンストリート125EX」は豪華装備が自慢!
スズキのリリースには以下のように記載されており、豪華かつ利便性の高い装備がしっかりと装備されています。
毎日の走りにワンランク上の装備を求めるライダー向けの上質な小型スクーターです。ボディーは細部までこだわりの詰まった高級感のあるデザインとし、前後灯火類には視認性の良いLEDランプを採用しています。
例えば、こちらは巡行時に足を前に投げ出せるフットボード。ビッグスクーターさながらのライディングポジションでリラックスして乗車を楽しむことができます。また、足付き性を高めるためにフットボードがアールを描いています。
何より昨今のスクーターは(バーグマン200も含め)フットボードがフラットではないモデルが多い中で、バーグマンストリート125EXはフラットフロアなのです。通勤通学や買い物など、日常の足としての活用を考えている方には好材料ですね!
シート下の収納スペースは125ccモデルとしては充分な21.5Lもの容量が確保されています。
ヘルメットや雨具、工具などをはじめスーパーなどで買い物をしても余裕の広さです。
「バーグマンストリート125EX」はエンジンにも注目!
125ccスクーターという実用性が重んじられるクラスなので話題にはなりませんでしたが、実は「バーグマンストリート125EX」で注目すべきはエンジンです!
というのも、パワフルな加速力と環境性能を両立させた、従来のスズキ・エコ・パフォーマンス(SEP)に、本モデルでは新たに停止時にエンジンを自動で止めるアイドリングストップシステムと、エンジンを静かに始動させるサイレントスターターシステムを組み込んだ「SEP-α」が初採用されているのです!この機能はメカ好きにとっては嬉しいアップデートと言えましょう。
現在、価格は未定ですが、時代に合わせて進化したバーグマンストリート125EXの、日本での販売が楽しみですね。
エンジン型式 | 4ストローク、単気筒、空冷、SOHC |
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排気量 | 124cc |
最高出力 | 6.3kW/6,500rpm |
最大トルク | 10.0N・m/5,500rpm |
車両重量 | 112kg |
全長×全幅×全高(mm) | 1,905×700×1,140 |
最低地上高(mm) | 160 |
シート高(mm) | 780 |
燃料タンク容量 | 5.5L |
タイヤサイズ | 前:90/90-12 チューブレス、後:100/80-12 チューブレス |
カラー | パールグレー、パールホワイト、メタリックマットブラック |
価格(税込) | 非公表 |