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ホンダの400ccロードスポーツモデル「CBR400R」がモデルチェンジを受け、カッコよくなり、機能も充実しました。
カワサキ「Ninja 400」とともに、400ccフルサイズで扱いやすいロードスポーツモデルとして君臨し続けている「CBR400R」の最新2024年モデルを、2023年モデルと比較しながらご紹介いたします。
ホンダ「CBR400R」は2013年に初登場
現行モデルに繋がる水冷直列2気筒400ccエンジンを搭載した「CBR400R」が国内発売されたのは2013年のことです。
この新エンジンは、同時に発売された「CB400F」・「X400」と共通で使用されましたが、広範なライダー層がスポーティーな走行を楽しめることを目指して開発されました。ホンダらしい力強い出力特性を獲得するため、吸排気の高効率化を目指してバルブを大径化し、エアクリーナーから吸気ポートまでをストレート化しました。
「CBR400R」自体はエントリーモデル的な位置付けではありますが、400ccモデルとしては数少ないカウル付きのモデルとして愛されてきました。
2024年モデルでは外装が変更
こちらが新しくなった「CBR400R」の2024年モデルです。
前モデルと比較するとカウルやヘッドライトが新形状となり、スピード感あふれる外観に一新されています。
左右のミドルカウルに設けたダクトの内側にはウイングレットが配置され、レーシングなスタイルが演出されています。
また、写真からは分かり難いですが、テールランプの形状も変更されました。
機能面も充実しており、「CBR400R」はもともとアシスト&スリッパークラッチが搭載されていましたが、2024年モデルではさらにHonda セレクタブル トルク コントロール(HSTC)が新搭載され、滑りやすい路面での安心感が向上しました。
一般的なライダーにとっては、5インチフルカラーTFTメーターの新採用が最も有難いポイントの一つで、豊富な情報が見やすく表示されるようになりました。
車両とスマートフォンを連携させて、ハンドルのセレクトスイッチやヘッドセット(別売り)での音声入力により、音楽再生やナビゲーションなどのアプリの操作が可能になるHonda RoadSyncが標準装備されました。
まとめると、モデルチェンジした2024年モデル「CBR400R」では、外装デザインの刷新と機能の強化により、魅力が増したと言えます。
カラーラインアップは“グランプリレッド”と“マットバリスティックブラックメタリック”の2色で、車両本体価格(税込み)は86万3,500円で変わらずリーズナブルです。2024年3月21日から発売開始予定です。
「CBR400R」のスペック
エンジン形式 | 水冷 4ストローク 直列2気筒 DOHC |
排気量 | 399cc |
最高出力 | 34kW / 9,000rpm |
最大トルク | 38Nm / 7,500rpm |
車両重量 | 191kg |
全長×全幅×全高(mm) | 2,080×760×1,145 |
最低地上高 | 130mm |
シート高 | 785mm |
変速機 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 17L |
タイヤ | F:120/70ZR17M/C(58W)、R:160/60ZR17M/C(69W) |
カラー | グランプリレッド、マットバリスティックブラックメタリック |
価格(税込み) | 86万3,500円 |