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あなたがバイクに乗りたい理由は何でしょうか?「風を切って颯爽と自然の中を走り抜けたい」「長距離をマイペースで旅をしたい」など、どんな希望であれ、ひとたびバイクにまたがれば最高の体験が待っています。
でもバイカーデビューする上でハードルとなるのは、やっぱりお金。新車だと乗り出し価格が40万円以上なんて当たり前で、さらにヘルメットやジャケットといった装備まで揃えていたらますます諭吉さんが飛んでいってしまいます。
そこで目を向けたいのが中古車。中でも現行モデルなら比較的良好な状態の車体も多く、購入後も安心といいことづくめ。30万円もあれば諸費用コミコミでいろんなジャンルのバイクからよりどりみどりですよ。
コスパ抜群の軽快スポーツモデル「ジクサー150」
最初に紹介したいのが、スタンダードなネイキッドタイプの「ジクサー150」。スズキが注力しているインド生産モデルということもあり、ギアポジションつきのデジタルメーターやLEDヘッドライトなど、クラスを越えた装備が魅力です。
150ccというと中途半端なイメージですが、侮るなかれ。高速道路だって乗れますし、最高時速は130km/hと高速走行も十分こなせるほどです。139kgという軽量な車重もあいまって、爽快な走りが楽しめます。スポーツ走行したいならコレ!
バイク旅の相棒として使いやすい「クロスカブ110」
とにかく長く走ってツーリング旅をしたいというバイカーには「クロスカブ110」がオススメ。ホンダを代表する”壊れない”バイク「スーパーカブ」のバリエーションなので、タフさと燃費の良さは折り紙付き。一回の給油で300kmは余裕で走れます。250cc未満なので高速道路は乗れませんが、下道をトコトコと走っていく分には最高の相棒です。
さらにリアキャリアが標準装備なのもうれしいところ。純正オプションのボックスやサードパーティ製のシートバッグなどとうまく組み合わせれば、2、3日分のキャンプツーリング用品だって積載できちゃいます。
街乗りを快適にするスクーター「NMAX125」
125ccのスクーターは新車でも20万円ちょいから手に入るモデルも多いですが、32万5,000円と頭ひとつ飛び抜けているのがヤマハ「NMAX125」。価格は伊達じゃなく、不快な走行風を抑えるスクリーン、座り心地のいいウレタンシートなど、街乗りを快適にする装備が盛り沢山なんです。
さらに安全装備として、急ブレーキ時にタイヤのロックを防ぐ機能「ABS」を標準採用している点も見逃せません。人混みの多い街中では歩行者の飛び出しも想定されますし、いざというときの安心感が違います。ブレーキがロックすると転倒してしまうことだってありますからね。
安全×快適×コスパを求めるならNMAX125一択!
高速道路も気楽に乗れる「マジェスティS」
街乗りメインだけど、高速走行もあまり構えずに楽しみたいという欲張りさんには、155ccのヤマハ「マジェスティS」がオススメ。大容量のメットインスペースが特長で、1人用のシュラフとテントを入れても余裕があるほどです。キャンプツーリングにもオススメ。オプションのロングスクリーンをつければ、高速走行での疲労も少なくてすみます。ちょっと先鋭的でスタイリッシュなところも魅力です。
新車で30万円を切るオシャレスクーター「POPz 125」
最近ではASEAN地域のバイクも輸入が進んでいます。中でも2019年に日本へ上陸したタイのGPXは日本車のライセンス生産で技術を培い、独自に発達を遂げた気鋭のメーカーです。
カスタム然としたモデルも多いですが、筆者はあえてスクータータイプの「POPz 125」を推します!
見た目こそホンダ「スーパーカブ」に近いものの、よく見るとシートやヘッドライト、ハンドル周りといった細かな部分が違い、きちんと独自のデザインとして仕上がっていることがわかります。なによりほんのりオシャレさも漂っていますし、イタリアでリデザインされたカブといわれても違和感ないくらいです。
カラーバリエーションに至っては、ピンク・オレンジ・ブルー・ブラック・ホワイトの5種類展開で名前の通りとにかくポップ。その珍しさもあって街では目立つこと間違いなしです。しかも、新車価格で27万円。乗り出しで30万円を切ってくるという驚きのコスパです。2020年から導入されたモデルなのでまだまだ玉数は少ないですが、中古車なら26万円台〜とさらにおトク。
我が道を行く個性派バイカーにはPOPz125はいい相棒となることでしょう。
コスパ最強は現行モデルの中古車!
憧れのバイカーデビューをしたいからといって、安かろう悪かろうという中古車に手を出してしまうのは後々のことを考えるとあまりオススメできません。自分で試行錯誤しながら直していきたいというDIY精神溢れる人でなければ決して楽しめませんし、何よりお金がかえってかかってしまいます。
そんなときは、現行モデルの中古車を検討してみましょう。最近では250cc帯でもかなり高騰していますが、それ未満なら別。高速に十分連れ出せる速さと排気量のモデルもたくさんありますし、ネイキッドにスーパースポーツ、アメリカンにスクーターなど一通りジャンルは揃っています。高年式なら、あまり故障の心配もありませんしね。
まずはコスパ抜群の一台で、バイカーの第一歩を踏み出してみましょう。