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3年ぶりのモーターサイクルショーに向けて、「HAWK11」の発表に続き快進撃の止まらないホンダですが、「DAX(ダックス)125」が新たにラインアップに並ぶことが分かりました。バイク好きのミドル世代にはたまらないニュースなのではないでしょうか。
なおダックス125は、先日(3/19)開催された大阪モーターサイクルショーで世界初公開となったほか、今週末(3/25〜)に開催される東京モーターサイクルショーや、初開催となる名古屋モーターサイクルショー(4/8〜)で公開されます。
約50年前に発売された初代ダックスの愛くるしいスタイリングはそのままに、125ccへと排気量を変えて蘇った新型レジャーバイク「ダックス125」についてご紹介いたします。
新型レジャーバイク「ダックス125」
現代の日本では、ほとんどの道路がしっかりと舗装されていますが、まだ日本の道路が完全に舗装されていなかった1969年に、レジャーバイクの位置付けでダックスは登場しました。発売当時のモデルは、スクランブラーを彷彿させるアップマフラー(エクスポートモデル)と10インチサイズの小ぶりなオフロードタイヤを装着し、日本のみならず海外でも人気を集めていました。
ちなみに当初の正式名称は「ダックスホンダ」で、50ccと70ccが同時にラインアップ。そして、ニューモデルは125ccエンジンを搭載し、二種原付として復活する運びとなりました!
エンジン型式 | 空冷4ストローク DOHC |
---|---|
排気量 | 124cc |
最高出力 | 6.9kW/7,000rpm |
最大トルク | 10.8N-m/5,000rpm |
車両重量 | 104kg |
全長×全幅×全高(mm) | 1,760×760×1,020 |
最低地上高(mm) | 180 |
シート高(mm) | 775 |
変速機 | 4速ロータリー |
燃料タンク容量 | 3.8L |
タイヤサイズ | 前:120 / 70-12M / C 51L・後:130 / 70-12M / C 56L |
価格(税込) | 未発表 |
スピードメーターはデジタル化され、インジケーターが一体になりました。
また、旧型ダックスを乗っている(乗っていた)方ならご存知かと思いますが、初代から燃料ゲージがシート下から見やすいディスプレイ表示に変更されています。
鋼板プレス成形によるバックボーンフレームに搭載されたエンジンは、124ccの空冷4ストロークDOHCを搭載。燃費効率にも優れており63.7km/Lを実現します。
ネーミングの由来ともなったダックスフントの愛くるしいデザインロゴも、もちろん健在です!超かわゆい〜!
懐かしい初代モデル
初代はダウンマフラーとクラシカルなフェンダーを装着したモデルでしたが、後に登場したエクスポートはアップマフラーにアップフェンダーを標準装備し、4ストローク3速ミッション仕様の49ccエンジン(ST50)が搭載されました。これによって4.5馬力にパワーアップされ、ボディーや足回りが強化されたことでさらに人気を集めました。
当時はクルマに積載できることが売りのひとつだった!
当時のダックスはモトコンポと同様に、車のトランクに積載できるコンパクトサイズが売りのひとつでした。
工具を必要とせず、コンパクトに折り畳める技術は今考えても斬新ですね!しかし、新型ダックスはハンドルが可倒式ではないため、初代のようにコンパクト収納はできません。
カスタムモデルも用意されているぞ!
モーターサイクルショーにあわせた特設サイト「HONDA MOTORCYCLE SHOW2022」にて、ダックスのカスタムモデルを見ることができます。現在、詳細は非公開になっていますが、モーターサイクルショーで発表・お披露目される模様。
昔ながらのデザイン&フォルムを継承しつつも、最新技術を取り込み、新たな装いに生まれ変わった新型ダックス。大阪・東京・名古屋で開催れるモーターサイクルショーで公開されるということなので、気になる方は会場に足を運び、いちはやくご自身の目で確かめてみてはいかがでしょうか。