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タイヤがすり減って溝が無い状態で走行すると、スリップしやすくなるほか、最悪の場合転倒のリスクも増します。また、整備不良として交通違反になることも、運転免許を持っている方ならば誰でも知っていますよね。
そこで今回は、タイヤの溝をしっかりと数値で測る簡単な方法をご紹介いたします。
スリックタイヤと見間違えるほどツルツルのタイヤで走るのは危険
たまに「スリックタイヤかよ!」と言わんばかりに、ツルツルのタイヤでも平気で走っている人を見かけますが、これは本当に危ないのでやめましょう。
違反切符も大公開
かつて白バイに「おい、マフラーの音ウルサイだろ」と呼びとめられたものの、筆者のバイクがノーマルマフラーだったことに赤面したのか突然話が変わり、タイヤの残溝がないことで切符を切られるなんてこともあります。
完全に因縁を付けられた状態
スリップサインが見えてきたかな…的な感じで、まだそこまで減ってはいなかったのに、センターに溝がないデザインのブリジストン「BT-090」だったためか「リアタイヤのセンターに溝がない。溝があるはずだ」と言い張られ、もう完全に因縁を付けられた状態ですよ。
国家公務員の目視のみで弾圧
もはや、どうにかして違反切符切りたいだけの”ヤカラ”のようです。今思えば「それなら残量どれくらい残っていればいいんだよ。数値で示して下さいよ」となるワケですが、当時は国家公務員の目視のみで弾圧されました…。大人しく止まった正直者がバカを見る日本の道路で生きていくためには、知恵を付けなければなりません。
スリップサインが出たので溝の残量を正確に計測
そんなことを思い出して、最近お気に入りのホンダ「CB750K」のリアタイヤを見たらスリップサインが顔をのぞかせていました。また”権力”という二文字によって”ナンクセ”を付けられて切符を切られては敵わないので、溝の深さ(残量)を正確に測ってみることにしました。
深さを測るための測定器具デプスゲージ
そこで活躍するのがこちらのデプスゲージ。タイヤの溝深さを測るための器具です。
タイヤに対して垂直に当て、目盛りのついたバーを軽く差し込んでいけば深さが測れます。
赤い部分までが1.6mm、黄色が2.4mm、緑の手前側で3.2mm。既にレッドゾーン振り切り手前でしたので、これはさすがに即交換です。
クルマの場合は残り溝1.6mm未満、バイクは0.8mm
クルマの場合は残り溝1.6mm未満のタイヤは使用禁止で、小型トラック以上は高速走行時の規定もあるんですね。そして、バイクは0.8mm未満となっています。
お出かけ前にはタイヤの空気圧とあわせて溝の確認も忘れずに!