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バイクに乗っていれば必ず出てくる消耗品。そんな中でも今回は、廃棄目前だったリアスプロケットを使って壁掛け時計を作ってみることにしました。
用意するもの

1.スプロケット
以前使用していたものを使うも良し、ヤフオクを物色してみても良いとおもいます。色々な形があるので、好みのデザインを選びましょう。
そして、筆者が使うのは近所のバイク屋さんからもらったカブ用のスプロケット(処分品)です。

2、ムーブメント
時計の心臓部とも言えるムーブメント。今回はアマゾンで売られていた1,200円くらいの物を使います。針や軸受けの長さが異なる様々な種類があるので使うスプロケットにあわせて選びましょう。
ちなみに100円ショップには壁掛け時計が売られているので、分解してムーブメントの部分だけ使えばかなり安く仕上げることが可能です。

3、金属板
ムーブメントを固定するのに使います。スプロケットの中心穴を塞げるサイズならOKです。今回は1mm弱の薄い板を使っています。
いざ作製開始!

まずはスプロケットの中心穴を塞ぐための、金属板作製から。

スプロケットの中心穴よりちょっと大きめの丸を描きます。ちょうどスプレー缶の底が同じサイズだったのでガイドに使いました。

次にムーブメントの軸を通す穴を空けます。直径を確認。

ポンチでマークし、

φ9で空けました。

続いて切り出し。 グラインダーで大まかにカットしたのち、

ベルトサンダーで整えます。

続いてスプロケットの加工。 時間がより分かりやすいように印をつけていきます。(文字盤の数字部分に該当)

浅く削りました。

スプロケットの固定ボルトを通す穴と合わせると丁度12個の目印が完成。

丸く切り出した板とスプロケットを合体させます。

へたくそにもほどがありますがなんとかくっつきました。

溶接で盛り上がった部分をなだらかに整えます。

ここまでくれば完成間近。

説明書通りムーブメントを組み込み、

最後に電池を入れると・・・

秒針が音を立てて動き出しました!

というわけで今回は、バイクの廃材を利用したDIYをご紹介してみました。
本来の役目を終えた部品がよみがえるのは何だか嬉しくなります。中古の部品はそれぞれくたびれ具合が違うので、出来上がりが全て異なるのも良い点ですね。
あなたも世界にひとつだけの時計を作ってみてはいかがでしょうか。
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