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普通自動二輪で乗れる輸入車!ドゥカティ・スクランブラーSixty2は実際のところ買いなのか?

普通自動二輪で乗れる輸入車!ドゥカティ・スクランブラーSixty2は実際のところ買いなのか?

ドゥカティ「スクランブラーSixty2」は、兄に803cc「スクランブラー」を持つ399ccの弟として、2016年の2月に日本で発売されました。

エンジンもスクランブラーと同様の空冷L型2気筒2バルブとなっており、より気軽にドゥカティ・スクランブラー独自の”ファン・ライド”を楽しめるように開発されました。今回は、そんな普通自動二輪(中型免許)で乗れるモデル、ドゥカティ「スクランブラー Sixty2」に早速試乗してきましたので、レポートしてみたいと思います。

かっこかわいいポップなスタイリング

普通自動二輪で乗れる輸入車!ドゥカティ・スクランブラーSixty2は実際のところ買いなのか?

スクランブラーSixtyy2は、スクランブラーと同様にスケートボードやポップアート、ミュージックといった若者のストリート・カルチャーからインスピレーションを得た、史上最もポップなドゥカティ。また、フラット・トラック・レースにヒントを得たそのスタイリングは、往年のトラッカースタイルを彷彿とさせながらも、ファッショナブルでカラフルな、現代のライフスタイルにマッチしたモノへと仕上がっています。

普通自動二輪で乗れる輸入車!ドゥカティ・スクランブラーSixty2は実際のところ買いなのか?

ちなみにこの”Sixty2″という名前は、ドゥカティがアメリカ向けに初代スクランブラーの発売を開始した1962年に由来しているとのこと。

普通自動二輪で乗れる輸入車!ドゥカティ・スクランブラーSixty2は実際のところ買いなのか?

前後ホイールはSKYWAYタフホイールのような形状で、オールドスクールBMXのような、アクティブかつファッショナブルな印象を与えます。

ちなみに前が18インチ、後は17インチ。リアタイヤの太さはスクランブラーSixty2の方がやや細めのサイズ(160)を履いています。これによって、803ccのスクランブラーよりもさらに軽快な印象!

普通自動二輪で乗れる輸入車!ドゥカティ・スクランブラーSixty2は実際のところ買いなのか?

跨ってみた印象は、足つき性を含め803ccのスクランブラーとほぼ同様の印象です。車重はスクランブラーに比べ3kg軽くなっているのですが、こちらも特に実感できるほどではありませんでした。まぁ803ccのスクランブラー自体が軽量設計なので、当然といえば当然ですが。

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ドゥカティといえば、このL型ツインエンジン! 803ccのスクランブラーとは、排気量が変わっただけではなくエキパイの取り回しも大幅に変わっています。803ccスクランブラーでは、エンジンの横を這うように取り回されていたのですが、Sixty2はエンジンの下を通っています。そのため、エンジンの美しさがより一層際立っていますね!

普通自動二輪で乗れる輸入車!ドゥカティ・スクランブラーSixty2は実際のところ買いなのか?

シートに関しては、803ccのスクランブラーもそうですが、ちょっと分厚すぎるかもです…。そこはパーツメーカーさんに期待しましょう。大手パーツメーカーさん、どうでしょうか?

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リアサスペンションはカヤバ製のシングルショックを採用しています。固すぎず、フワフワすぎず、程良い効き具合なので、ロングツーリングに行ったとしても疲れなさそうです!

ちなみにフロントサスペンションは、803ccのスクランブラーがカヤバ製41mm倒立フォークに対し、スクランブラーSixty2はショーワ製41mm径正立フォークとなっています。

普通自動二輪で乗れる輸入車!ドゥカティ・スクランブラーSixty2は実際のところ買いなのか?

丸型のフルデジタル・シングルメーターは、真ん中よりやや右よりに設置されています。トリップメーター、オドメーター、燃料インジケーター、外気温、時計、リザーブタンク容量、ABS・油圧警告灯、ハイビーム、ニュートラル、ウィンカー、イモビライザー、オーバーレブ警告灯など、実に多機能な要素が、このコンパクトなメーターに凝縮されています。

普通自動二輪で乗れる輸入車!ドゥカティ・スクランブラーSixty2は実際のところ買いなのか?

シートカウルから延長されるカタチでマウントされたライセンスプレートホルダー。短めのスタイリッシュなシートカウルが、少々もったいない気がします…。ただし、小ぶりなLEDテールライトを配したなテールまわりは◎!

普通自動二輪で乗れる輸入車!ドゥカティ・スクランブラーSixty2は実際のところ買いなのか?

ステップの位置は、思ったよりもバックステップ気味な印象です。しかし、このステップ位置が、軽快な乗車姿勢に一役かっているのでしょう。

というより、筆者がツアラー系(足を投げ出す系)のバイクに乗りすぎているため、そう感じただけかもしれませんが…。

乗ってみた感想としては、かなり優等生といった印象です。最高出力41hp、最大トルク34.3Nmで、エンジン性能としても申し分なく、さらに取り回しも容易! 803ccスクランブラーのスタイリングや世界観に魅力は感じつつも、免許の問題で泣く泣く諦めていたライダーには、うってつけのモデルと言えます。

最高出力は41hp/8,750rpm、最大トルクは34.3Nm/7,750rpmと、出力・トルク共に803ccスクランブラーよりも30近くスペックでは劣るものの、スクランブラーの魅力はエンジンスペックではないと思いますので、そこは気にする点ではないでしょう!

スクランブラーSixty2の評価

ツーリング度:★★★☆☆

街乗り度:★★★★★

初心者度:★★★★★

所有欲:★★★☆☆

カラーはアトミック・タンジェリン、オーシャン・グレイ、シャイニング・ブラックの3種類で、いずれもSixty2専用カラー。

なお、価格は89万9,000円と400ccクラスにしてはちょっと高めですが、まぁ輸入車であれば妥当な価格でしょう。ゆったりまったりとしたスクランブラー独特の世界観に浸りたいのであれば、むしろリーズナブル! これからバイクに乗るという人にもオススメしたい一台です!

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