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先日ご紹介した、スーパーモタード仕様のロイヤルエンフィールド「スクラム411」を製作したドイツのカスタムショップ「Crooked Motorcycles」が、スクランブラースタイルの電動バイクを製作したのでご紹介します!
Crooked Motorcycles「E-Type」
E-Typeは何年もの間、温められてきた特別なプロジェクトで、Crooked Motorcyclesの条件に合うベース車を見つけることが最重要項目でした。そして、さまざまなモデルの中から、スウェーデンの電動バイクを扱うスタートアップ企業 RGNTの代表作「No.1」が選ばれました。
No.1はスタイリッシュかつコンパクトな電動バイクで、リアに21kWのハブモーターを搭載し、ピークパワーは21kWを発揮。最高速度は120km/hで、航続距離は148kmの走行を可能にします。
デザインは同店がオーダーメイドで製作している、ヤマハ「XS400」ベースのスクランブラーカスタムから着想を得たものです。
そして、ヤマハ「XS400」ベースのスクランブラーカスタムとRGNTのNo.1が融合した、電動スクランブラー「E-Type」がこちらになります。
ハイスペックモーターの性能はそのままに、No.1のクラシカルなデザインを活かしつつ、Crooked Motorcyclesならではのギミックを落とし込み、まとまりのあるシルエットに仕上がっています。
「E-Type」のディテール
まずは存在感を放っていたヘッドライトやディスプレイを取り外すことからスタート。
ヘッドライトは小ぶりなベイツタイプに変更し、モトガジェット製のメーターとバーエンドタイプのウィンカーに換装することで、すっきりとしたハンドル周りを実現しています。
また、スマホを通してバッテリー残量や航続距離などを簡単に確認することができます。
ガソリンタンクを有していますが、電動バイクなのでタンクはダミー。中央にあるポップアップ式の給油口のフタを開けると充電口が顔を覗かせます。
面白いギミックとして、タンク両側にあしらわれたCrooked MotorcyclesのロゴはLEDによってさまざまなカラーに発光する仕様となっています。
No.1のタンデムシートから1人乗り用のコンパクトなシートに交換され、SupernovaのLEDテールライトがループフレームに埋め込まれています。シート下はスカチューンカスタムが施され、レーザーカットによるエンブレムが顔を覗かせます。
サスペンションは定評のあるYSSサスペンションに交換し、1インチアップが図られています。前後のホイールはExcelのリムを装着し、タイヤをContinentalのTKC80に交換することでアドベンチャー感を高めています。
都心部はもちろんのこと、オフロードでも快適に走行できるアクティブな電動スクランブラー「E-Type」はいかがでしたか?270万という価格はなかなか手が出しづらいですが、一家に一台あると便利なことでしょう。
ちなみに、この魅力的な電動スクランブラー「E-Type」は、現在予約注文を受け付けており、2023年10月から順次出荷される予定です。気になった方は公式サイトをご確認ください。
「E-Type」の詳細
最高速度 | 120km/h |
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航続距離 | 148km |
定格出力 | 21kW |
バッテリー | 9.5kW |
充電時間 | 3時間 |
価格(税込) | 18.300ユーロ(日本円:約270万円) |