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今や中国に次いで世界で2番目にバイクを保有している国、それがインドです。13億人という膨大な数の人口が作り出す巨大な二輪市場には世界中からバイクメーカーが参入しています。その中にはもちろん日本の有名メーカーも。
今回ご紹介するのは、ヤマハのインド法人が2017年から販売しているネイキッドスポーツモデル「FZS25」です。なんとバイク館SOXが輸入を行っていて、250ccクラスにも関わらず、日本でもたった34万円で購入できちゃいます!
高級感あるネイキッドスポーツ「FZS25」
2008年からインドヤマハで販売されているFZシリーズ。2017年に発売されたFZ25をベースに、上位モデルとしてナックルガードとロングバイザーを搭載したこのモデルは、インド現地では高級車という立ち位置です。
盛り上がった燃料タンクや跳ね上がったリアシートなど、全体的にアグレッシブな見た目は、直感的に「あ、このバイク速そうだな」と思わせてくれます。
顔つきもこのとおり。FZS25のフロントライトはまるでアイアンマンのようで、近未来感があるフロントビューがバッチリキマってます。
個人的に良いと思ったのがこのエアインテーク。六角形のデザインが硬い雰囲気でメカっぽく、さらにFZSのゴールドカラーロゴが高級感を演出しています。
上位モデルらしいゴールド塗装のホイールもまたイイ。現地のインド人の心をグッと掴むカラーです。さらにABSも標準搭載。繰り返しますが、ABSを標準搭載して、このハイエンドなデザインにも関わらずたったの34万円。これは欲しい!
セパレートタイプでここにもアグレッシブ感を出したグラブバー。テールランプを含めたリアビューは、若干困り顔のようにも見えます。
ちなみに、日本ではネイキッドとしてMT25がラインアップされていますが、外観以外でもエンジンに違いがあります。MT25は空冷4ストロークDOHC4バルブ、それに対してFZS25は空冷4ストロークSOHC2バルブ。高回転域強めでスポーツ寄りのMT25に対して、FZS25は中低速寄りの日常使い前提といったキャラクター分けのようです。
インドではハイソな雰囲気を出すヤマハ!
ヤマハはインド国内では一般人が手が届くメーカーの中ではややハイソな雰囲気を出していて、メイドインジャパンの高級車といった立ち位置に落ち着いています。スクーターも同じくインドに進出しているホンダのものと比べて、平均して2万円ほど高い設定です。
日本人からすれば、2万円なんて誤差のような気もしますが、インド国内の大卒の初任給が平均して日本円で4万円ということを考えると決して甘くみていい金額ではありません。
そんなハイエンドモデルが日本では34万円と国産車と比べればかなりお買い得です!バイクの購入・乗り換えを考えている読者のみなさん、250ccで取り回しも簡単なインドのハイエンドモデル「FZS25」はいい選択肢になりますよ。
FZS25主要諸元
全長×全幅×全高:2,015 mm x 820 mm x 1105 mm
最低地上高:160mm
シート高:795mm
車両重量:154kg
エンジン型式:
総排気量:249cc
最高出力:20.8PS / 8,000 rpm
最大トルク:20.1N.m/ 6000rpm
変速機:5速マニュアル
燃料タンク容量:14L
タイヤサイズ:前100 / 80 – 17 後 140 / 70 – 17
価格:33万9,000円(税込)