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乗り物好きの祭典「EICMA(ミラノショー)2022」で、スズキが2台の魅力的なニューモデルを発表しました!
今回はそのうちの1台、エッジの効いたデザインが魅力的なネイキッドモデル「GSX-8S」を速報的にご紹介していきます。
「GSX-8S」は程良いサイズ感のネイキッドモデル!
こちらが今回発表されたスズキ「GSX-8S」。スズキのプレスリリースではシンプルに「ストリートバイクの新型」と呼んでいますが、程良いサイズのネイキッドモデルと言えましょう。ガソリンタンク横に装着されたシュラウドには、SUZUKIのロゴと車両名「8S」がモダンなデザインで落とし込まれています。
「GSX-8S」は新エンジンに注目!
「GSX-8S」で特筆すべきポイントは、新設計の水冷並列2気筒エンジンです。そして、スズキのリリースには下記の通りに書かれています。
量産二輪車で初めてクランク軸に対して90°に一次バランサーを2軸配置した「スズキクロスバランサー」を採用することで、振動を抑えながら軽量・コンパクト化を実現しました。
クランク軸に対して一次バランサーを90°に2軸配置することがなぜ振動を抑えながら軽量かつコンパクト化を実現するのか、この件については今後発表があり次第お伝えします。
とにかくチャレンジングな新エンジンということですから、スズキの力の入れ具合が感じられますね。
新エンジンを支えるのは高剛性が自慢のスチールフレームと、外側に配したシートレールです。このフレーム&シートレールがスリムな外観と無駄をそぎ落とした機能美を提供します。
特筆すべきは、ロングホイールベース(1,465mm)であること。これは直進安定性を重視した結果なのでしょうか。それでもスズキのリリースでは
シャーシ全体は、軽快なハンドリング、コーナリング性能を誇る
と豪語しています。そこにはちゃんとした理由がありました!
ねじれ剛性を高めた独自形状の軽量アルミ製スイングアームを採用しています。これがロングホイールベースのデメリットを打ち消し、軽快なハンドリングと優れた乗り心地に貢献しているとのこと。
また、S.I.R.S(スズキインテリジェントライドシステム)には、出力特性を3つの中から選択可能なSDMS(スズキドライブモードセレクター)や、3段階から選択可能なトラクションコントロール、クラッチやスロットルを操作せずにシフトアップ・ダウンが可能な双方向クイックシフトシステム等を採用し、多様な走行シーンやスキルに対応しています。
「GSX-8S」のカラーラインアップは3色展開
カラーのラインアップは潔くシンプルな3色でまとめられています。
日本での発売に関しては現段階では言及されておりませんが、国内市場を大切にしているスズキですから、日本でも発売してくれることでしょう。
また情報が分かり次第、追って報告いたします!
「GSX-8S」のスペック
エンジン型式 | 4ストローク2気筒水冷DOHC |
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排気量 | 776cc |
最高出力 | 61kW / 8,500rpm |
最大トルク | 78Nm/ 6,800rpm |
車両重量 | 202kg |
全長×全幅×全高(mm) | 2,115×775×1,105 |
最低地上高(mm) | 145 |
シート高(mm) | 810 |
変速機 | 6速 |
燃料タンク容量 | 14L |
タイヤサイズ | 前:120/70ZR17M/C (58W) 、後:180/55ZR17M/C (73W) |
カラー | パール コズミック ブルー、パールテックホワイト、メタリックマットブラックNo.2/グラススパークルブラック(KGL) |
価格(税込) | 未発表 |