この記事の目次
スズキがASEAN向けモデル「GSX-R150」をリリースしましたが、それが先月ドイツで開催されたインターモトでリリースした「GSX-R125」とソックリなので驚きました。
そこで今回は両車を並べてじっくり”間違い探し”をしてみましょう!
GSX-R150 と GSX-R125
コチラが「GSX-R125」です。以下、スズキのリリースを要約しますと
「GSX-R125」は軽量でコンパクトな車体に「GSX-R」シリーズ最小排気量124ccエンジンを搭載した新型モデル。水冷4バルブ単気筒DOHCエンジンは「GSX-R」の名に相応しい高い性能を実現。ABSを標準装備し、キーレスイグニッションシステムや「スズキイージースタートシステム」を採用。スポーティーなスタイリングは「GSX-R」の伝統を受け継いだデザインです。
そして、こちらが今回発表された「GSX-R150」。全く同じモデルにしか見えませんね……。アセアン地域でも趣味性の高いスポーツモデルの需要が高まっており、幅広いユーザー層へ向けたモデルとして、小排気量スポーツモデル「GSX-R150」が投入されます。
同じくこの「GSX-R150」のリリースを要約しますと、
「GSX-R150」は軽量でコンパクトな車体に147.3ccの水冷4バルブ単気筒DOHCエンジンを搭載。キーレスイグニッションシステム(上級仕様車のみ)や、スタータースイッチをワンプッシュするだけでエンジンが始動する「スズキイージースタートシステム」を採用。「GSX-R」の伝統を受け継いだスポーティーなスタイリングを採用しています。
リリース内容もほぼ同じですね……。違うのは排気量くらいです。さぁ、それでは両車を並べて、ドコが違うか探してみましょう!
カウル周辺は?
カウルのデザインをはじめ、LEDヘッドライト、ステッカー、ウィンカー、レバーやグリップなどなど、何一つ違うところは見つけられませんでした。
リリース抜粋にありました通り、両車ともにキーレスエントリーのほか、
スズキイージースタートシステムを採用しています。
フロント足回りは?
両車ともにペタルディスクを採用。フロントフォークはボトムケースがブラック塗装された正立タイプ。ホイール、ブレーキキャリパー、フェンダーの形状なども同一ですね。
どうでも良い所なのですが、筆者は違う所を2つ発見しました!一つは「GSX-R125」のフェンダーには「ABS」のステッカーがありますね。もう一つは「GSX-R125」のフォークにだけリフレクターが装着されています。
リアの足周りは?
各部を穴が開くほど見比べてみましたが、筆者には何一つ違いを見付けられませんでした……。
シート&シートカウルは?
シートカウルに貼付されたステッカーのみが異なっていますね! まぁモデル名(排気量)が異なるので当然の箇所ですが……。
スペックは?
「GSX-R150」のスペックは、スズキ・インドネシアのウェブサイトに記載があります。
- 全長×全幅×全高:1,975×670×1,070mm
- ホイールベース:1,300mm
- シート高:785mm
- 乾燥重量:126kg
- エンジン種類・弁駆動:水冷4ストローク単気筒 / DOHC4バルブ
- 総排気量:147.3cc
- トランスミッション:6速リターン
となっておりました。これをスズキ・バイクUKのウェブサイトに記載されている「GSX-R125」と見比べたところ…各部の寸法は全く同じ! 乾燥重量のみ「GSX-R125」は記載がなく、比較できませんでした。異なっていたのは、当然のことながら総排気量のみです。
結論!
面白くも可笑しくもない結論で申し訳ありません…公表されている画像とスペックを見比べた限り、両車の違いはステッカーとリフレクター、それに総排気量のみでした。
何か面白い違いを発見した方は、ぜひコメント欄よりお知らせください!
最後に、カラーラインアップは?
それではあまりに芸がないので「GSX-R150」の全カラーを掲載しておきましょう。
充実したカラーラインアップです!
「GSX-R125」は、エクスターカラーのほかは、ソリッドブラックとブリリアントホワイトの2色だけ。スズキ的には、本命は「GSX-R150」なんでしょうね。
ついでに「GSX-S125」は…
「GSX-R」から「GSX-S」という手法は150ccでも踏襲され、ネイキッド版の「GSX-S150」も同時にリリースされています。コチラもカラーラインアップは全4色と充実しています。やはり東南アジアの方が市場的にアツいのでしょう!
いかがだったでしょうか? スズキの小排気量スーパースポーツに追加された2車種とネイキッド1車種、どれも魅力的ですよね。今からリリースが待ち遠しい限りです。
SUZUKI GSX-Sシリーズ 完全ファイル (ヤエスメディアムック)