この記事の目次
北海道には本州のツーリングとは異なる、独特のセオリーや気を付けるべきポイントが幾つかあります。どれも知っていると知らないとでは大きな差になる、北海道ツーリングのポイントを5つに絞って解説していきます。
これを読めばアナタも「立派なホッカイダー」になれること間違いなしです!
北海道では「セイコーマート」を活用せよ!
オレンジ色の看板がトレードマークの、北海道のご当地(茨城県と埼玉県にも数店舗あります)コンビニチェーン店「セイコーマート」はライダーの強い味方です。何故なら、ツーリング中にどんなに小さい町に行っても、セブンイレブンやローソンがない場所を走っていても、セイコーマートだけは当然のようにあるからです。
プライベートブランドのおにぎりや惣菜、ドリンクなどは「スーパーかよ!」と思うほど安く、しかも美味しく、ツーリング中の休憩にも、突然の雨の雨宿りにも、キャンプの買い出しにも、北海道ツーリング中は常にお世話になるコンビニがセイコーマートです。
また、イートインコーナーがあるセイコーマートでは、ガジェットの充電が出来るコンセントが用意されているので重宝します。セイコーマートを利用するのは、北海道ツーリングのひとつのセオリーのようなもので、セイコーマートのポイントカードはライダーのマストアイテムです!
北海道では「ホクレンのライダーフラッグ」を集めよ!
北海道の農業協同組合連合会、その名も「ホクレン」が運営しているガソリンスタンドでは、毎年7月〜9月にかけて「ライダーだけが購入出来るオリジナルフラッグ」を販売しています。ホクレンのガソリンスタンドで給油時に「フラッグが欲しい」と言えば、ひとつ150円(2019年時点)で購入する事が出来ます(フラッグ取扱店のみ)
ホクレンのライダーフラッグを愛車に取り付けて、コレを靡かせながら走るのは、北海道ツーリングの風物詩で「道東・道北・道南・道央」エリアごとにフラッグが色分けされているので、今までどのエリアを走ってきたのか一目瞭然です。
つまり、ホクレンのライダーフラッグを4色揃えている=北海道をバイクで一周したという証拠となるので、他のライダーから一目置かれる存在になります。
北海道では「早め早めの給油」を心がけよ!
北海道の道は、郊外に出ると渋滞やストップアンドゴーがほとんどないので、愛車の燃費が本州より良くなる傾向にあります。
しかし、北海道はガソリンスタンドが存在しないエリアが多い上に、夕方には既に閉まっていたり、日曜日はそもそも営業していないスタンドも多いので、なるべく早め早めの給油を心がけましょう。
距離にして、50kmくらいガソリンスタンドがない場所はザラにあるので、常に愛車のガソリン残量と推定走行距離を把握しておきましょう。
北海道では「早めにレインウエアを着る」べし!
北海道の雨はじわじわと長時間降り続く事が多く「コレくらいの雨なら大丈夫だろう」とは思わず、早めにレインウエアを着るのがセオリーです。人口物が無いひたすら真っ直ぐな道が多いので、雨が降るとモロにライダーを直撃します。
また、北海道では真夏でも気温20度を下回る事が多々あるので、少しでも「寒いなぁ」と感じたら、防寒着として早めにレインウエアを羽織ることをオススメします。特に峠を攻めるときは、急激に冷えてくる場合があるので要注意です。
北海道では「野生動物と夜間走行」に注意すべし!
エゾジカやキタキツネなど、北海道ツーリングでは多くの野生動物を見る事が出来ます。ただ見ているだけならとても可愛いのですが、これらが走行中に道路脇から飛び出してくる事があるから厄介です。
故に道路脇に「鹿飛び出し注意!」などの看板を見かけた時は、スピードを落としてなるべく道路の中央側を(反対車線の車が圧迫感を感じない程度に)走るようにしましょう。また、仮に道路上で野生動物を見かけた際には、くれぐれもそのまま走り抜けることはしないで、道路上から去るのを待つか、最徐行で抜けるようにしましょう。
そして、北海道でもっとリスキーな行為は、ツーリング中の「夜間走行」です。都市部ならまだしも、郊外の道は街灯がほとんどなく真っ暗で、また野生動物の多くは夜行性であることから、バイクでの夜間走行は極力避けるようにしましょう。
今回のまとめ
北海道ツーリングならではのポイントを抑えて、愛車と安全で楽しい北の大地の旅を満喫しましょう。