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オリジナルの状態を重要視する旧車好きにとって、純正部品の欠品は実に頭の痛い問題です。社外品で急場を凌ぐことができる場合もありますが、どうしても純正部品にコダワリたい気持ちがあるのも事実です。
もちろん社外品を探すことが困難な部品も少なくないわけで、そんな場合は走行させることすら困難になってしまいます。
「CB750Four」の純正部品が受注生産される!
そんな悩める旧車オーナーを救うべく、ホンダが頑張ってくれました!
この度、当時のグランプリマシン直系であることを感じさせる、4シリンダー、4本マフラーのエンジン構造を基調とし、二輪車で初のディスクブレーキを採用し発売された「CB750Four」の一部パーツの受注生産を発表したのです。
レース活動で得た技術を惜しみなく注がれた「CB750Four」は、日本のみならず世界的に人気を博した、いわゆる元祖”ナナハン”モデル。
そんな同車の型式K0、K1、K2、K4について、2017年8月31日(木)までの期間限定にて、パーツ受注生産が実施されるのです。
受注生産される部品は……
- アームB,バルブロッカー
- スプロケット,ドライブ
- アウターCOMP.,クラッチ
- センター,クラッチ
- クラッチアウターリング
- スプロケット,ファイナルドリブン
- ピストン(STD)
- エンブレム,R.フューエルタンク
- エンブレム,L.フューエルタンク
という9点になります。
「NSR250R」用パーツも受注生産!
今回の受注再生産は、「CB750Four」だけではありません。なんと旧車と呼ぶにはまだ早いのですが、「NSR250R」についても対応してくれているのです!
今更ながらですが「NSR250R」とは、ロードレース世界GPで得た最新技術を惜しみなく投入して開発された2ストローク90度Vツインエンジン搭載のスーパースポーツバイク。当時はレーサーレプリカと呼ばれ、圧倒的な性能で80~90年代のレプリカブームをけん引した人気モデルです。
コチラも受注期限は8月31日(木)まで。対応型式は、MC16、MC18、MC21、MC28となっています。
再販される部品は、なんと29点。実のところ「CB750Four」でなく、コチラがメインですね。
- ホルダー,ニードルジェット
- ニードルCOMP.,ジェットC
- バルブセット,スターター
- スクリューセット
- フロートセット
といった吸気系スモールパーツを中心としたラインアップとされています。
「CB750Four」&「NSR250R」オーナーにとって実に嬉しい今回の純正パーツの受注再生産。その詳細はホンダのウェブサイトに記載されていますので、再販パーツ詳細のほか(当たり前ですが)対応型式などご確認くださいね。
今後も、こうした純正パーツの再生産を各メーカーが積極的に行ってくれることを願ってやみません!