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先日、復活を果たしたドイツの老舗メーカー「Horex(ホレックス)」についてご紹介しました。ホレックスは第二次世界大戦前にドイツに誕生したメーカーであり、現在は水冷6気筒エンジンを搭載する「VR6」を市販しています。
そのホレックスが2022年10月4日からドイツで開催されている世界最大級のモーターサイクルショー「インターモト」で、魅力的なニューモデルを世界初公開しました!ここでは速報的に、そのニューモデルを紹介して行きます。
ワールドプレミアとなるホレックス「レジーナEvo」はカーボンフレームを採用!
こちらがインターモト2022で世界初公開となった「レジーナEvo」。“ドイツ旧車”っぽさを漂わせるクラシカルな佇まいですが、なかなかに凄いのです。
というのも、フレームにご注目ください!
サブフレームのみならず、メインフレームも軽量かつ強度の高いカーボンファイバーを採用。
そして、贅沢にもフレームだけにと留まらず……
ご覧の通り、ヘッドライトシェルにも採用されています。アルミやクローム素材との相性も抜群です!
灯火類はフルLEDとなっており、前後フェンダーにもカーボンファイバーを採用しているのです!
というのも、ホレックスブランドを再興した3-D Carbonグループは、カーボン製品を得意とする企業ですので、既存モデルの「VR6」にも使用された、好評なカーボン製品を新型車両である「レジーナ Evo」にもふんだんに盛り込むことができたという訳です。
その結果、600ccという排気量でありながら、車両重量は133kg(乾燥)と、クラシカルなスタイリングとは相反して超軽量に仕上がっているのです。(おおよそ150ccクラスガソリン車の重量)
1950年代の銘車「レジーナ」がイメージソース!
ところで、この「レジーナ Evo」ですが、Evoの前身となるオリジンが存在しています。
それが、1950年代のホレックス社ベストセラーモデル「レジーナ」です。ベベルシャフトドライブのOHCエンジンという高機能な350cc単気筒エンジンを、いかにもドイツ製品らしい質実剛健な車体に搭載した市販車でした。
そうした背景もあり、今回のインターモト2022では、非常に大きな注目を集めているようです。気になるスペックですが、エンジンが水冷DOHC単気筒600cc、最高出力が48馬力、6速ギアボックスを搭載。また、シャシーはベリンジャーのブレーキシステムを採用し、キャリパーは260mmが装着されいるといった概要しか発表されていません。
スペックや本体価格も然り、日本上陸も気になるところですね。今後、続報が入り次第お伝えしていきたいと思います。