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コレ!と決めた一台があれば違ってきますが、初心者バイカーともなると最初の愛車選びは迷うもの。「自動二輪免許を取ったけど、どんなバイクを選べばいいのかわからない」「これから免許を取るけれど、バイクの種類が多くて目移りしちゃう……」な~んてお悩み抱えていませんか?
ここではそんなみなさんに向けて、絶対に押さえておきたいバイク選びのポイントをご紹介しちゃいます!読み終わる頃には自分の欲しいモデルが思い描けてるかもしれませんよ。
まずは「バイクでやりたいこと」を明確に!
まず最初に考えておくべきなのが、「バイクに乗って何をしたいのか」。
とにかくツーリングに行きたい、峠やサーキットなどで”走り”を楽しみたい、未舗装路や林道走行を楽しみたいなどなど。実は、バイクにはそれぞれに向いた用途がそもそも設定されているので、乗る目的こそがバイクを決めるといっても過言ではありません。
もちろん「バイクに乗っている自分て最高にカッコよさそう。インスタ映え間違えなし!」なんて軽い動機でもいいんです。そしたらファッションを選ぶように、ビビッと心に響く見た目のバイクを買えばいいんですから。自分の気持ちを整理して、まずはやりたいことを明確にしてみてください。
用途によって異なるバイクのスタイル
やりたいことを整理したところで、今度はそれぞれに合ったスタイル(ジャンル)を選びましょう。代表的な5種類だけでも知っておくと、バイクの形状を見てどんな走り方が向いているかわかるようになりますよ。
ザ・バイクといった形状のネイキッド
誰でも乗りやすい自然なシートポジションが特長で、普段使いからツーリングまで幅広く楽しみたい方向け。ハンドルの位置が高いので長時間の走行でも疲労しにくく、バイクを降りて押すのも楽チンです。とりあえず迷ったらネイキッドってくらいにスタンダード。ホンダCB400 SUPER FOURやヤマハMT-07などが代表的なモデルです。
レーサー気分になれるスーパースポーツ
サーキットや峠などでよりバイクを速く走らせたいなら、カウルに覆われたスーパースポーツがオススメ。加速性能やコーナリング性能に優れています。スズキGSX-R1000R、カワサキNinja 250などが代表的なモデルです。
だたし、割り切って乗らないとちょっとつらいところも。シートポジションは前掲姿勢でステップの位置も高めなので、長時間のライディングしているとかなり疲れてしまいます。
ゆったり流すのが気持ちいいアメリカンクルーザー
「ハーレーのバイク」というだけで、バイクを知らない人でも形状がパッと思いつきやすいアメリカンクルーザー。野太い排気音を感じながら、ゆったりロングツーリングしたい方向けです。
ストレートを流す爽快さは他のスタイルの追随を許さないほど。でもちょっとカーブは苦手です。シートポジションが低く、ステップが前方の低い位置にあるため、あまり車体をバンクさせられないからです。
道なき道を往くオフロード
林道や舗装されていない道(グラベル)をどこまでも走行したいならオフロード一択。乗りこなすのにちょっと時間はかかりますが、慣れてくれば路面の荒さも段差もなんのその。どこだった走れるようになります。カワサキKLX230やKTM 350SF-X などが代表的なモデルです。
ただし、シートポジションが高く足つき性はあまりよくないことにご注意。ストップ&ゴーの多い市街地ではやや疲労がたまりやすくなっています。
オンもオフも楽しめるアドベンチャー
オフロードもオンロードも楽しみたいなんていう欲張りさんには、オフロードとネイキッドの中間のようなアドベンチャーがオススメ。旅をコンセプトに作られ、どこでも走れるような走破性の高さと、長時間乗っていても疲れにくい快適性を兼ね備えたバイクです。ホンダ アフリカツインやBMW R1250GSなどが代表的。
こんな風に、いろんな用途を考えてバイクは作り分けされているんです。もちろんバイクのデザインやスタイリングなど見た目も大切です。それでも、自分の体や乗り方に合わないバイクではそのうち駐車場の肥やしになるのが目に見えています。
バイクの機能性に着目して選んでおくと、後々「こんなハズじゃなかった!」なんて後悔をせずに済みますよ。
乗りやすさを決める足つき性
乗りやすさを考える上で、絶対に押さえておきたいポイントがあります。それが足つき性。バイクは停車時に足で支えて止まるので、シートに座ったときに地面へ両足がきちんとつかないと不安定になってしまうんです。
片足のつま先しか地面についていないと、停車場所が少し傾いているだけでも転倒しやすくなってしまいます。最低でも両足のつまさきくらいは地面にきちんとつけられるバイクを選んでおくようにしてください。
購入前に、一度は販売店やディーラーを訪れるようにしておくと安心です。その場で欲しいバイクの足つき性が確認できますし、店員さんが足つきを良くする方法の相談にのってくれたりもしますから。
やりたいことが明確になると乗りたいバイクも見えてくる
やりたいことが明確になればグッとバイク選びはわかりやすいものになります。スタイリングと用途、両面で妥協のない1台を選べるといいですね。
ネットやカタログなどの画像で見るよりも、実際にバイクを目にすることで印象が大きく変わることもあるので、実車を一度は確認しておきましょう。試乗もしておくと、さらに手に入れた後の日々を思い描きやすくなります。