この記事の目次
「そういえば駐輪場に置いてある原付、もう何年も乗ってないな……」なーんて、かつての足を放置していませんか?このままでも問題ないからそのままにしておくのもひとつの選択肢ですが、買取業者に電話すれば意外とすんなり回収してくれますし、フリマアプリに出品すれば意外なお小遣いになる可能性も。重い腰を上げて、乗らない原付に第二の”人生”を歩ませてあげましょう。
電話一本で引き取りに来てくれる専門業者
一番手っ取り早いのはやはり専門業者任せ。バイクワン、バイク王、バイクランドなどさまざまな業者がバイク買取サービスを行なっています。トラックで自宅に訪問し、そのまま回収してくれますから、バッテリー上がりや故障などで動かなくなった原付もラクラク処分できるのが魅力的です。廃車や名義変更の手続きもショップが代行してくれますし。
よっぽどのことがない限りはそのまま引き取ってもらえたり、ときにはいくらか値がつくときもありますが、問題はあまりにも悪い状態のとき。エンジンはかからないし、部品は足りないし、外装はサビサビで所々割れたり凹んだりしてる……なんてことになっていると処分費用を請求されてしまうこともあります。もっとも業者によりけりなので、専門業者へ事前に問い合わせておくと賢明です。完全無料をうたっているところもありますよ。
また自治体での回収サービスもところによってはあるので、一度自治体のホームページを確認しておくとよいです。タイミングは行政任せになるものの、リサイクルを目的としたもののため処分費用は無料なことが多く、ショップ同様に自宅前まで引き取りに来てくれます。
一手間かけて高めに売る個人売買
いろいろ経験してみたい好奇心旺盛なユーザーには個人売買がおすすめ。個人売買で原付を処分すれば、若干業者任せよりも高い値がつく可能性もあります。具体的には「買取以上中古車市場以下の価格」といった感じです。
個人売買による処分を検討するなら、ヤフオクやメルカリ、さらにはジモティーといったフリマアプリやサイトが今日の主流となっています。注意点はありますが、たくさんの人の目に触れることがメリットです。
ただし個人売買はトラブルになりやすいのも事実。出品した際にとんちんかんな質問が飛んできたり、常識を超えた値下げ交渉をしてくる人がいたりと、本当にいろんな人がいます。信頼できる相手を見つけられないと、引き渡し後にいつまで経っても名義変更されなかったり、いわれのあるなしに関わらずイチャモンをつけられたりとひどい目に合うことになります。予め廃車手続きをしておいたり、取引前に現車確認を徹底したりと面倒でも打てるだけの手は売っておきましょう。
廃車手続きは区・市役所で行う
ところで原付の廃車手続きはどこで行うんでしょう?これは登録時と同様に区・市役所で行われます。必要なものは下記の通りです。
- ナンバープレート
- 標識交付証明書
- 軽自動車税領収証書
- 印鑑(認印)
- 本人確認書類
- 自動車税廃車申告書兼標識返納書
役所へ足を運ぶ時間は確保しなければなりませんが、ちゃんと書類の保管場所さえ覚えていればすぐに手続きできるというわけ。強いて言えば自動車税廃車申告書兼標識返納書の記入方法が少し複雑ですが、書き方の例が置いてありますし、役所の職員に聞けば記入方法を教えてもらえます。なんら物怖じする必要なんてないんですよ。
いらない原付はさっさと処分!
駐車場の肥やしになっている原付を見るたびに感じる罪悪感。「思い起こしてみれば、昔はいつだって一緒だったよな……。俺のわがままに付き合わせてごめんな」とちょっとポエミーな感傷に浸るほど思い入れがあればなおのこと、行動に移してあげましょう。電話一本ですべて解決できますし、さらに時間と手間をかければ意外な臨時収入になるかもしれませんよ。