この記事の目次
カワサキ独自のスーパーチャージドエンジンを搭載したネイキッドモデル「Z H2」は、2019年の東京モーターショーで世界初公開され、その後2020年に発売が開始されました。
このZシリーズのフラッグシップモデルについて振り返りつつ、2024年モデルのニューカラーをご紹介します。
カワサキ「Z H2」はZシリーズのフラッグシップモデル!
こちらが2020年に発売された「Z H2」です。カワサキが誇るネイキッド“Zシリーズ”のフラッグシップモデルとして、2019年に開催された東京モーターショーで世界初公開されると、翌年4月に国内販売が開始されました。
Zシリーズに共通のエクステリア=ネイキッドスタイルが与えられていますが、注目すべきはもちろんエンジンです!
排気量998ccの水冷DOHC4バルブ並列4気筒エンジンが、パフォーマンスを安定して発揮します。また、最大出力147Kw(200PS)を誇るバランス型のスーパーチャージドエンジンが、「Z H2」をフラッグシップたらしめています。
その強力なエンジンを支えるのは、低中速走行時の操縦性と高速域走行時の安定性のバランスが良い新設計のトレリスフレームです。
エンジンを強度メンバーに加えており、かなりコンパクトに仕上げられています。
ハイパワーに備えて足回りおよびブレーキ系も充実しています。衝撃吸収性や減衰特性に優れ路面状況をつかみやすいショーワ製SFF-BPフロントフォークと、同じくショーワ製リヤサスペンションを装備しています。
強力な制動力と優れたコントロール性を誇るブレンボ社製フロントブレーキキャリパーM4.32を採用しています。
2021年4月に上級グレードの「Z H2 SE」が登場したものの、「Z H2」および「Z H2 SE」は今でもZシリーズのフラッグシップモデルとして君臨しています。
2024年モデルの「Z H2」
そんな「Z H2」の2024年カラーがこちらです。
言わずと知れたカワサキのZ H2は、カワサキが技術の粋を結集し、モーターサイクルのあるべき姿を具現化したZシリーズのフラッグシップモデルです。バランス型のスーパーチャージドエンジンや“Sugomi”スタイリングにより、圧倒的な存在感を放ちます。
さらに、多数の最新装備によって、優れた操縦性と快適性を実現し、パワー全域でパフォーマンスを発揮します。
溢れんばかりのパワーと扱いやすさを両立させたこのモデルは、圧倒的なパフォーマンスを持ちつつ、ライダーに快適な操作を提供しています。その特徴豊かな装備とスタイリングにより、人気を博しています。
「Z H2」2024年モデルの発売予定日は2023年8月31日(木)で、車両本体価格は201万3,000円(税込)です。
「Z H2」のスペック
エンジン型式 | 水冷 4ストローク 並列4気筒 DOHC |
---|---|
排気量 | 998cc |
最高出力 | 147kW/ 11,000rpm |
最大トルク | 137Nm / 8,500rpm |
車両重量 | 240kg |
全長×全幅×全高(mm) | 2,085×810×1,130 |
最低地上高 | 140mm |
シート高 | 830mm |
変速機 | 6速 |
燃料タンク容量 | 19L |
タイヤサイズ | F:120/70ZR17M/C、R:190/55ZR17M/C |
カラー | メタリックカーボングレー×エボニー |
価格(税込) | 201万3,000円 |
2024年モデルの「Z H2 SE」
「Z H2 SE」は、Z H2の圧倒的なパワーと優れたコントロール性を維持しながら、さらなる進化を遂げたモデルです。KECS(カワサキ電子制御サスペンション)を装備し、スカイフックテクノロジーを採用しており、これによりスムーズな乗り心地を実現し、快適性と楽しさを向上させています。
主な変更点と特徴は下記の通りです。
主な変更点
- 新排出ガス規制適合
主な特長
- 最大出力147Kw(200PS)のバランス型スーパーチャージドエンジン
- 低中速走行時の操縦性と高速域走行時の安定性のバランスが良い専用設計のトレリスフレーム
- スーパーネイキッドらしい野生味を視覚化したSugomiデザイン
- 操縦性と快適性を両立するアップライトなライディングポジション
- より強力な制動性能と高いコントロール性を生み出すブレンボ製Stylemaモノブロックキャリパーとブレンボフロントマスターシリンダーを装備したフロントブレーキパッケージ
- 路面や走行状況にリアルタイムで適応し、理想的な減衰力を提供するKECS(カワサキエレクトロニックコントロールサスペンション)
- レインモードでの走行安定性が向上するショーワのスカイフックEERA(電子制御ライドアジャスト)テクノロジー
- クラッチ操作なしでシフトチェンジを可能にするKQS(カワサキクイックシフター)
- 設定したスピードでの巡航を可能にするエレクトロニッククルーズコントロール
- Bluetoothでつながるスマートフォン接続機能
また、ブレーキ性能もさらに向上させており、ブレンボ社製のStylemaモノブロックキャリパーとマスターシリンダーをフロントブレーキコンポーネントに採用しています。これにより、制動力とコントロール性が向上し、高い安全性と信頼性を提供しています。
Z H2 SEの発売予定日は、Z H2と同じく2023年8月31日(木)で、価格は229万9,000円(税込)です。
「Z H2 SE」のスペック
エンジン型式 | 水冷 4ストローク 並列4気筒 DOHC |
---|---|
排気量 | 998cc |
最高出力 | 147kW / 11,000rpm |
最大トルク | 137Nm / 8,500rpm |
車両重量 | 241kg |
全長×全幅×全高(mm) | 2,085×815×1,130 |
最低地上高 | 140mm |
シート高 | 830mm |
変速機 | 6速 |
燃料タンク容量 | 19L |
タイヤサイズ | F:120/70ZR17M/C、R:190/55ZR17M/C |
カラー | メタリックマットグラフェンスチールグレー×エボニー |
価格(税込) | 229万9,000円 |
今回ご紹介した「Z H2」と「Z H2 SE」は、どちらもカワサキの技術と精密な装備が凝縮された優れたモデルであり、ライダーに満足のいくパフォーマンスを提供しています。それぞれのモデルがラインアップに加わることで、さらなる選択肢が広がり、多くのライダーから支持を受けることでしょう。