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ハリウッドスターの中でも、無類のバイク好きで知られる俳優、キアヌ・リーブス氏。映画『マトリックス』のクランクイン前に、バイクで大事故を起こしているにもかかわらず、現在でもバイクに乗り続ける、生粋のバイク・フリークです。
そんなバイクフリークの彼が昨年立ち上げたバイクメーカーのファーストモデル「Arch KRGT-1」が、非常に完成度の高い車両となっているので、ご紹介いたします。
キアヌが立ち上げたバイクメーカーとは?
キアヌの立ち上げたバイクメーカーの名は「Arch Motorcycle Company」。そして、アメリカはカリフォルニアにあるカスタムショップ兼パーツメーカー「LA COUNTY CHOPRODS」の創設者であるガード・ホリンガー氏が共同設立者です。
ガード氏の作り上げる車両には、全米はもとより世界中のビルダーから一目置かれるほどハイクオリティーなので、「KRGT-1」のクオリティーも間違いはありません。
「Arch KRGT-1」とは?
「Arch KRGT-1」のエンジンには、S&S製の2032cc(124ci)を採用。また、ミッションにはBAKER製の6速ミッションをセットアップ。フロントフォークにはオーリンズ製の43mm倒立式サスペンションを装備し、リアには調整式のレーステックを用いている。足回りにもぬかりなく、フロントキャリパーにはISR製6ポットを2個装備。
素材にアルミニウムを多用することで大幅な軽量化に成功しています。なお、ガソリンタンクには66時間かけて削り出し加工がされている。容量は19リッター。
ホイールにおいても、軽量化を図るためカーボン製の軽量ホイールを採用。
さらに、フレームやスイングアームを含む随所にアルミ削り出しパーツを採用した結果、車両重量をなんと245kgにまで抑えることに成功しています。
キアヌ氏とガード氏のテストライド動画
書類に”ハーレー・ダビッドソン”とは記載されないものの、ほぼハーレー的なセットアップの「Arch KRGT-1」。
気になるお値段は約850万円(780万ドル)となっております。
「70歳になってもバイクに乗っていて、少しだけ俳優業ができれば、毎日楽しめると思う。」と語るキアヌ氏は、これからも一生、生粋のバイク・フリークなのでしょう。彼の独自の発想で、二輪業界に新たな息吹をもたらしてもらいたいものです。