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バイクのキーが回らない!? DIYで対処すべきかプロに丸投げか

バイクのキーが回らない!? DIYで対処すべきかプロに丸投げか

新しいものは新しいなりに、古いものは古いなりに、様々な要因でキーを回しにくい車両というのはあるものです。

新しいものに関しては工作精度が上がっているので滅多にはないと思われますが、馴染みきっていないための動きの渋さやひっかかり、古いものに関しては摩耗による微妙な位置ずれ等が主な原因というところでしょうか。

 

今回の記事はそれらに関して、即効性のあるDIY事例として紹介されているものと、実際にはそれらを全く気にしたことのない筆者の考え方をご紹介します。

 

よく聞く対策

バイクのキーが回らない!? DIYで対処すべきかプロに丸投げか

「鍵・回らない」あたりを検索キーに、ちょっとググるとDIYでできる対策として次のようなものはよく見かけますね。

  1. ルブ(潤滑油)を塗布する
  2. 鉛筆の芯の粉をまぶす
  3. 鍵・鍵穴のお掃除

ただ、これらは住宅の玄関扉等について書かれたものが多く、クルマやバイクの鍵についてはあまり考慮されていないものも多いといえます。

  1. 鍵専用として販売されているものもありますが、考えなしに汎用油を代用してしまうとホコリを巻き込んで余計に粘着したり、種類によっては流出・浸透していった先にプラスチック・ゴム部品があると侵してしまうこともあります。
  2. 鍵というものは、そのままにせよキーケースにつけているにせよ、ポケットやカバンに入れる機会の多いものなので、余計な油や粉が付着するのは避けたいところ。
    使用のたび鍵を拭うにしても、挿すごとに少量は付着するし、それを繰り返すうちに効果はなくなってしまうわけですし、まずもってめんどくさい!
    くわえて、クルマやバイクのキーというのは電気的なスイッチでもあるわけで、多少とはいえ導電性の高い粉末を接点付近に塗布・散布するのも避けたいところです。
    こちらも鉛筆の芯ではなく、専用のパウダー状潤滑剤等が販売されていますので、その場の速攻性のみ求めるならそちらを使うほうがよいでしょう。
  3. 玄関扉のメーカー等で掃除の仕方として、「掃除機で鍵穴を吸う」等と紹介されていますが、クルマやバイクの鍵穴には大抵シャッターが装備されています。
    シャッターを細いドライバー等で押し下げながら・・・・・・で不可能ということもなく、害となることもないので、上記二点と比べるととりあえずやってみる価値はあるかもしれません。

 

ではどうする?

バイクのキーが回らない!? DIYで対処すべきかプロに丸投げか

あくまで筆者の考え方とこれまでの経験からではありますが……

「慣れろ」の一言です(笑)

全く違う鍵を挿したとか、何十年も放置して固着しているのでもない限り、回りにくくとも本当に全く回らない鍵というのはないだろう?というのが持論であります。

完全に奥まで差し込まずに少々浮かし気味に回してみたり、逆にある程度力を入れて押し込みながら回す等で、その鍵と鍵穴の個性を探っていくような?

 

うちの嫁様がそういうタイプですが、機械の仕組みや都合を慮ってご機嫌取りのできない人はそういったアプローチができていないままに文句言ってることが多いと思われます。(アクセル踏むのに2~3段階しか踏みわけられないとか、シーリングライトのスイッチひもを必要以上に速連射して切ってしまうとか、調子の悪い機械はとりあえず殴ってみるとか)

摩耗のせいで差込位置が不安定な古いものはそれで解決するのが殆どでしょうし、新しくて動きが渋いようなものに関しても徐々に改善されていくでしょう。

 

それでもダメな場合

バイクのキーが回らない!? DIYで対処すべきかプロに丸投げか

鍵をじっくり観察してみて、明らかな工作不良(バリ等)があればむしろ解決しやすいのですが、なんだかんだで意外と精密なものですので、平気でそんなものを世に出すようなメーカーなら淘汰されるべきですね(笑)

あくまでDIYチャレンジとしてやってみるなら、歯科医が咬合調整をするときのように、光明丹や油性マジックを塗って当たりの強いところを判断しながら削っていくということになるでしょうが、極めれば特殊な技能としてそこそこお金の稼げる類の技術ですので、最悪の場合でも別の予備キーがあったり、それを元に合鍵を作れる(作ってもらう)準備がない限りは素人がやってみるべきではないでしょう。

どうしても鍵の渋さが気になるといった場合、DIYに拘らずに鍵のプロに丸投げしたほうがよさそうです。

 

それとは逆に、すり減っているせいで位置が定まらず回しにくいといった場合は、できるだけ早くに合鍵を作りましょう

それ以上に摩耗が進むと余計に合鍵が作りにくいため結局回しにくい鍵が出来上がるだけではなく、横から挿すタイプの場合は走行中の振動で鍵が脱落しても走行できてしまい、脱落したことに全く気付かないこともありますので。

 

それ以外に

ハンドルロックをかける / 外す場合にのみキーの動きが渋いといった場合、キー / キーシリンダーではなく、ハンドルロック機構側に問題がある場合もあります。

単純にハンドルをきちんといっぱいにきっていなかったり、転倒による歪みや潰れによりストッパーがずれている等です。

これまたちょっとした気遣いで解決できる場合が殆どですが、歪みを修正して根本的な解決をするには、初級DIYには少々荷の重いところです。

参考ーflickr
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