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「日焼け止めなんてオトコには関係ない!」「日に焼けた小麦色の肌の方がかっこいい」と思っていませんか?
多少は日に焼けた方が健康的に見えますが、焼き過ぎは禁物です。また、日焼けしてしまった後も、アフターケアをしないのもいけません。シワやシミなど老化の原因となります。
そこで今回は、オトコのための日焼け対策をご紹介いたします。
日焼けのメカニズム
日焼けとは、紫外線を皮膚に浴びる事により起きる症状です。
日焼けの原因となる紫外線は「UV-A」「UV-B」「UV-C」があります。それぞれ人体に及ぼす影響は違います。UV-Aと呼ばれるA波は、は肌の奥深く真皮まで届き、肌内部に活性酸素を作りだします。するとコラーゲンやエラスチンなどを破壊して、シワ、たるみなどの肌老化を招きます。フロントガラスやシールド、雲も突き抜けるため、曇りの日でも油断できません。
UV-Bは肌表面が赤くなる炎症を引き起こします。肌表面に発生した活性酸素は、紫外線を浴びなくても過剰なメラニン色素をつくり、やがて色素沈着となりシミやソバカスの原因になります。健康面では「皮膚がん」「白内障」「免疫低下」の原因とされており、UV-Aより100~1000倍近く有毒性が高い、といわれております。
ちなみにUV-Cは、UV-Bよりより有害な紫外線ですが、通常はオゾン層によって吸収され地上まで届くことがありません。
愛車のメンテはするのに自分の肌はノーメンテなんて言語道断!
曇りや車内だから、フルフェイスヘルメットを被っているからといって、何も対策を打たないと、間違いなく日焼けするのは理解していただけたと思いますが、ではどのような対策をしたらよいのでしょうか? 日焼けする前の対策と日焼けしてしまった後の対策をご紹介いたします。
日焼け前の対策
これはもう日焼け止めクリームをぬることに尽きます。
日焼け止めクリームに表記されているSPFとは「サン・プロテクション・ファクター」の略です。UV-Bをカットする時間を表しており、20分で日焼けが始まるまでの時間を何時間伸ばすことができるかという意味です。例えばSPF10の日焼け止めなら、「20分×10=200分」で3時間20分の間、日焼けが抑制できます。数値が高い方が日焼け止め効果が強いわけではありません。
PA+とは「プロテクショングレイドオブUV-A」の略です。こちらは、UV-Aをカットする役割があり、”+”が多いほどUV-Aをカットしてくれます。こちらは単純にプラスの多さが日焼け止め効果の強さです。
ワンポイントアドバイスとしては、外に出てから塗らないということです。短時間でも日焼けはしますので、きちんと室内で塗ってから外出しましょう。
もしも日焼けしてしまったら…
日焼けはやけどの一種なので、まずは冷たいシャワーか水風呂に入りましょう。その後で、日焼けした箇所全てに濡れタオルを巻いたり、保冷剤や氷水を入れたビニール袋でも効果的です。
次に化粧水で水分補給をした後、乳液を塗りましょう。日焼けした肌は水分不足なので多めにつけた方がよいです。
水分不足は皮膚表面だけではなく身体全体の問題でもあるので、こまめに水分を取り内側からのケアも必須です。あとは早めに寝て、ダメージケアに徹することです。
もしもヒリヒリが治らない場合や、水ぶくれがひどい場合は、ためらうことなく皮膚科へ行くことをオススメします。
日焼けとは、蓄積されていき老化するという説が最も有力です。
10年後、20年後の自分を想像し、肌ツヤの良いミドルエイジを気取りたいのであれば、間違いなく日焼け対策をした方が良いでしょう。