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ツーリングシーズン真っ盛り、今の時期に必ず耳にするのが、バイクでの事故です。
クルマでもバイクでも、事故が起きる時は起きてしまうのですが、事故のダメージを軽減したり、事故を未然に防ぐ努力はできます。
そこで今回は、バイクを安全に乗るための5つの方法をご紹介いたします。
1:バイクは危ないということを理解する
バイクはクルマと違い、体が外に出ているため、事故の時のケガのリスクは高いです。
また、「危ない」という周囲の反対を振り切ってバイクに乗っているのは自分自身だということを、しっかりと自覚せねばなりません。ケガをして悲しむのは、自分ではなく周囲の家族や友達たちです。
自分のテクニックに過信した運転は、そういった周りの人たちの思いを踏みにじる行為であることを強く認識しなければなりません。
バイクにまたがる際は、常に周りの人のことを思いながら運転すれば、自分よがりな運転にはならないでしょう。
2:自分のスキルを過信しない
上記に付随しますが、初心者問わずライダーの多くが陥りやすいのが、スキルの過信です。
バイクを運転するということは、慣れてしまえば簡単です。しかしそれが自信ではなく、過信だと話が変わってきます。「もう少し飛ばしても…」「コーナーで華麗にキメてやろう」と思っていると、大概「かもしれない」運転の意識を欠いている状態です。
ほぼ全ての歩行者が、あなたのテクニックなど見ていません。それどころか気づいていません。常に「この角から人が飛び出してくるかもしれない」「前方のクルマは曲がろうとしているかもしれない」など、「かもしれない運転」のスキルを上げましょう。
3:バイクのカスタムやチューニングの前に安全にお金をかける
どこどこのマフラー入れて、ハンドルもあそこのメーカーのやつだ。と言っていても規格外のヘルメットにビーチサンダル…、これでは本末転倒です。
まずは、自分の身を守ってくれるライディングウェアにお金をかけましょう。バイクの改造は二の次です。
4:ブレーキはリアからかけよう
なぜリアブレーキからかというと、バイクの構造(バランス)の問題です。
リアブレーキの制動力はあまりありませんが、リアからブレーキをかけることで、重心が前のめりになるのを防いでくれます。フロントブレーキの制動力に任せて止まろうとすると、バランスを崩し転倒するリスクが高まります。なお、急なフロントブレーキによる転倒を「パニックブレーキ」と言い、名前がつくほど有名な転倒の原因です。
ただ、フロントからブレーキをかける癖が付いている方は、そう簡単にはなおりませんので、普段からリアブレーキ→フロントブレーキの順序を心がけましょう。
5:とにかくバイクを可愛がる
スロットルを開けまくったり、カスタムすることが可愛がることだけではありません。
普段から洗車やメンテナンスをして、ピカピカにしてあげましょう。ネジの増し締めやタイヤの空気圧チェック、オイル交換などを定期的に行うと、普段気づかないバイクの”ガタ”に気づきやすくなります。これは洗車などをしていても発見できる確率が上がります。
とにかく自分の愛車を大切にしてあげることで、愛車の不調も早期に発見がでるので、もっとバイクを可愛がってあげましょう。
バイクはうまく付き合えば、とても便利な乗り物です。バイクに悪い印象を持っている反対派の方々の意見は、上記のポイントを忘れてしまったライダーそのものと言えます。
自分のスキルを過信せず、愛車も自分も大切に、安全な運転に心がけましょう。