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ヤマハが誇るネイキッド「MT」シリーズの中核を成す「MT-03」は、軽量かつハイスペックでありながら唯一無二のアグレッシブなエクステリアによって世界中から高く評価されており、日本においても普通自動二輪免許で乗ることができる320ccの「MT」モデルとして定評があります。
そんなヤマハ「MT-03」の2023年ニューモデルが公開されましたので、ご紹介していきましょう!
「MT-03」は意のままに操れるスポーツネイキッド!
ヤマハ「MT-03」の日本での発売が開始されたのは2015年10月のこと。開発コンセプトは「大都会のチーター」であり、当時の「MT」シリーズの頂点だった「MT-09」や「MT-07」と共通したシャープで躍動感ある独創的なスタイリングに仕上げられていました。
モデルの成り立ちとしてはスーパースポーツモデル「YZF-R3」をプラットフォームとされたため、ハイパワーを誇る320cc水冷並列2気筒エンジンやクイックなハンドリングを実現する車体構成は「YZF-R3」譲り。ということで、登場から現在に至るまで、確固たる地位を築いています。
2017年モデルとした登場したカラーであるブラックメタリックXでは、昼と夜で異なる表情をみせる反射グラフィックの採用が話題となりました。
2023年モデル「MT-03」の注目はグラフィック変更とクイックシフター追加!
今回発表された2023年モデルで最初に注目すべきはニューカラー&グラフィックです。
このグレーはホイールにシアンを採用することで新たなトレンドを提案しています。ヤマハによると、次世代のMTシリーズを象徴するカラーとのこと。
また、ご覧のブルーはフラッグシップモデルである「YZF-R1」とのリレーションを図り、高いパフォーマンスを感じさせるカラーとされています。
写真では黒っぽく見えますが、こちらのボディカラーはマットグレーです。ダークトーンのローコントラストなカラー採用によりハイパフォーマンスを表現しています。
2023年モデル「MT-03」のもう一つの注目ポイントは、クイックシフターがアクセサリー(別売)に加わったことです。クイックシフターを導入することでアクセルを戻さず、クラッチ操作もせずにシフトアップができ、機敏かつ滑らかなシフトアップ操作が可能となります。渋滞路においては疲労軽減の効果にも期待できますから。これは嬉しい追加点と言えましょう。
ということで2023年モデルの「MT-03」は新色+グラフィックと、別売クイックシフターのアクセサリー追加が注目となります!
2023年モデル「MT-03」のスペック
エンジン型式 | 水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ |
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排気量 | 320cc |
最高出力 | 31kW/ 10,750rpm |
最大トルク | 30Nm / 9,000rpm |
車両重量 | 167kg |
全長×全幅×全高(mm) | 2,090×755×1,070 |
最低地上高(mm) | 160 |
シート高(mm) | 780 |
変速機 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 14L |
タイヤサイズ | F:110/70R17M/C(54H)、R:140/70R17M/C(66H) |
カラー | グレー、ブルー、マットグレー |
価格(税込) | 68万7,500円 |