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1983年に初代となるGPZ900Rが鮮烈なデビューを飾ってから、世界中で熱狂的なファンを獲得してきたカワサキの「Ninja」シリーズ。現行モデルともなると、共通したデザインコンセプトがあるためか、パッと見ではどれがどのモデルかわからないこともありますよね。ボディカラーもライムグリーンがやっぱり多いですし……。
そんなわけで、今回は各モデルの特徴を挙げつつ、クイズ形式で違いを紹介してみたいと思います。
早速1台目いってみましょう!
ガンダムのような尖った見た目の世界最速モデルといえば?
答えは「Ninja H2」!Ninjaシリーズ30周年を記念して発売されたこのバイクは、バイクメーカーとしてだけでなく、航空機や船舶まで手掛ける内燃機屋としてのあらゆる技術を集約して作られています。エンジンのパワーを向上させるスーパーチャージャーにはガスタービンのノウハウが、そしてアグレッシブ極まりないカウルは航空宇宙力学に基づいたデザインが活かされています。
爬虫類みたいな長めのノーズが特徴のリッターマシンは?
答えは「Ninja ZX-10R」!2004年にデビューし、多くのファンやバイク雑誌で扱いづらいと評された玄人向けのスーパースポーツ(SS)で、当時カワサキ自らが「分かる人だけ乗ってくれればいい」と断言したほどです。2021年型ではH2に近い幾何学的なデザインとなる予定で、よりアグレッシブさが強調されています。
タンデム用のグラブバーがついたスポーツツアラーといえば?
答えは「Ninja 1000SX」!スポーツバイクに乗りたいけど、ツーリングもしたいし、あんまりスパルタンなライディングポジションはしんどい。そんなわがままなファンの要望に応えたモデルです。2020年モデルではマフラーを二本出しから一本出しに変更、カラー液晶スクリーンや新形状シートでさらに使い勝手を向上させています。
端正な顔立ちに足つき性を考慮したシート形状のSSといえば?
答えは「Ninja ZX-6R」!スポーツモデルとしてのスタイルは崩さずに、ストリート寄りのパッケージングが成されています。1995年に初めて登場してからスーパースポーツとして進化を続け、現行モデルとなる2019年型ではアクセサリー用の電源やLEDヘッドライトを採用とユーティリティが高まっています。
街乗りもラクラク。ハンドル高めなミドルクラススポーツといえば?
答えは「Ninja 650」!「ファン・スタイル・イージー」をコンセプトに街乗りで扱いやすい、アップライトで疲れにくいライディングポジションが確保されています。同じミドルクラスの「Ninja ZX-6R」より先鋭的なヘッドライトに、あまり主張の強くないアンダータイプのマフラーが特徴的です。
カクカクとした燃料タンクが特徴的な400ccスポーツといえば?
答えは「Ninja 400」!もともとミドルクラスのツアラーという立ち位置でしたが、2018年のモデルチェンジでツアラー要素を排し、ライトウェイトスポーツへと路線変更しました。それに伴い外観もNinjaシリーズらしいスポーティなデザインとなっています。
400と何が違う?カクカクとした燃料タンクが特徴的な……
答えは「Ninja 250」!パッと見は、先ほど紹介したNinja400と同じ。実のところ、ロゴでしか判断がつきません。
逆にいえばそこがポイント。もし遠目にわからなくても「現行のNinja 400と250の外観は一緒なんだよね」といえば、ちょっと通な感じが出せます。
ショートサイレンサーが魅せる最強の小排気量SSといえば?
答えは「ZX-25R」!カワサキの歴史を語る上で欠かせない名車「バリオスⅡ」以来の並列4気筒250ccを積んだことで話題となりました。スイングアーム横の超ショートなサイレンサーと、Ninja250よりも豪勢なブレーキキャリパーが特徴的です。モデル名もデカデカと記載されているので、よほど視界が悪いところでなければパッと見るだけでわかります。
あなたも今日からNinjaマスター!
どのくらい正解できましたか?全て見分けられたようでしたら、もはやあなたは真のNinjaマスター。あふれんばかりの知識をどんどん語って、Ninjaファンを増やしちゃってください!ニンニン!(違っ)