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ヤマハで最もポピュラーなモデルとして上位に君臨し、世界累計販売台数もトップクラスである「SR400/500」。そんなSR400/500に、当時は排気量250ccのモデルが存在したことをご存知の方は少ないかもしれません。
今回は、日本ではあまり知られていないヤマハ「SR250」をベースに、スペインの「Nitrocycles」がオシャレなダートトラッカーを製作したのでご覧いただきましょう!
ベースはヤマハ「SR250」
ベースとなる車両は1980年に発売されたヤマハ「SR250」。ロングセラーモデルとして名を馳せたヤマハ「SR400/500」と比べると短命に終わったモデルです。
OHC単気筒エンジンを有していながらも当時流行ったアメリカンスタイルが印象的で、キックではなくセルモーターを搭載。日本ではあまり根付きませんでしたが、メキシコでは2010年以降も発売されるほど人気を博していました。
ダートトラッカースタイルに生まれ変わった「SR250」
大幅に手が加えられ、ベースの車両の面影がないほどにカスタムされたSR250の姿がこちらです。
ダートトラッカー仕様にモディファイするために純正パーツのほとんどを取り払い、約25kgもの減量に成功。純正の車両重量が124kgなので、つまり100kg以下ということです。125ccクラスのスクーターよりも軽量と言えば、このカスタムマシンの扱いやすさが伝わることでしょう。
また、エンジンカバーの軽量化とともにイタリアのLeoVince(レオヴィンチ)製マフラーに換装することで高速化が図られており、軽量化によって力強い走りも実現しています。
見た通りシートレールは大幅に変更され、ガソリンタンクと同色のワンオフソロシートがマウントされています。さらに、前後フェンダーは取り外され、リアサスペンションの取り付け位置を大幅に伸ばすためのステーを追加することで、ダートトラッカー然とした軽快なスタイルに仕上げられています。
ヘッドライトやウインカー、メーター類なども廃され、ゼッケンプレートがあしらわれています。
味わい深いガソリンタンクは1978年製の「DT125」用の純正タンクを流用したもので、塗装はリペイントではなく当時のモノをそのまま採用しています。
ハンドルバーはドイツのフェーリング製のオフロードバー、グリップはビルトウェル製が装着されています。
そして、スイングアームとフレームとを繋ぐリアサスペンションは大幅に内側に移設されてます。
SR250はモトクロッサーとは対極にあるクルーザーモデルですが、Nitrocyclesによてオシャレで疾走感溢れるダートトラッカーへと生まれ代わりました。
海外をはじめ日本でもダートトラッカースタイル(フラットトラックレーサー)がじわじわ盛り上がりを見せており、ヤマハ「TW200/225」やホンダ「FTR223/250」の人気が再燃していることから、この手のカスタムが再び全国的なブームとなる日も近いかもしれませんね!