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「400cc以下のバイクが揃っているのは国産メーカー」なんてイメージは遠い昔のもの。今では海外バイクメーカーでも400cc以下のモデルが充実してきており、選択肢が増えて嬉しい限りです。
そこで今回は2024年5月現在、新車で購入することが可能な海外メーカーの250ccモデルの中から、特におすすめしたい5台をご紹介していきます!
海外メーカー250ccモデルのメリットとデメリット
海外バイクメーカーの250ccモデルのメリットとデメリットはどのようなものか、ここで整理してみましょう。
海外バイクメーカー250ccモデルのメリット
国内外問わず、250ccモデルには車検が義務化されていません。これは海外バイクモデルにも適用されるので、車検費用の負担がなくなります。もちろん定期的なメンテナンスは大切なので、車検がなくとも愛車の点検はこまめに行いましょう。
日本のメーカーとは異なるデザインのバイクが揃っているのも海外メーカーの魅力ですね。アメリカやヨーロッパ、アジアと各地域ごとの特色やセンスが反映されたモデルに目が惹かれる人も少なくないでしょう。
海外バイクメーカー250ccモデルのデメリット
海外からの輸入費がかかる分、国産メーカーの250ccモデルと比べると割高感はあります。背伸びしてでも欲しいモデルも揃っているので、こちらはお財布との相談ですね。
それと、販売店の数。全国津々浦々に点在する国産メーカーと違い、海外メーカーの販売店はそこまで多くありません。実車に触れられる店舗が最寄りにあるかどうかは、そのメーカーとご自身のお住まい次第。懇意にしているバイクショップが取り扱ってくれれば、メンテナンスも同ショップでお願いできるようになりますが、いかんせん海外メーカーモデルを取り扱うのを苦手とするショップも少なくないので、これも運まかせになってしまいますね。
BMWモトラッド「CE 02」
最初にご紹介するのはBMWモトラッド「CE 02」です。2024年4月26日(金)に発売開始されたばかりの軽二輪クラス(125ccを超え250cc以下)の電動モーターサイクルです。
BMWモトラッドは「CE 02」を「電動スクーターでも電動バイクでもない、新しい都市型電動モビリティ“eパルクーラー”」と表現しており、アクティブに都市を移動する若いライダーに最適なモデルです。
近未来的なデザインと個性的なエクステリアが魅力的です。
最高速度は95km/hで、最大航続距離は90kmとコミューターとしては十分以上の性能を有しており、家庭用コンセントで簡単に充電することができます。
「CE 02」のスペック
最高出力 | 11kW / 5,000rpm |
全高×全幅×全高(mm) | 1,970×876×1,140 |
車両重量 | 132kg |
シート高 | 750mm |
価格(税込) | 125万円 |
KTM「250 Duke」は筋肉質なネイキッドバイク!
続いてご紹介するのは、KTMが誇るスーパーネイキッド「Dukeシリーズ」の一員である「250 Duke」です。シリーズ共通のアグレッシブなエクステリアと、KTMらしい先進技術(電子制御)を満載しており、腕さえあれば、ご覧のようなパフォーマンスも可能です。
車両本体価格は68万9,000円(税込)ですので、国産モデルと相違ない魅力的な価格です。
「250 Duke」のスペック
最高出力 | 23 kW / 9,500rpm |
車両重量 | 165kg |
シート高 | 800mm |
価格(税込) | 68万9,000円 |
KTM「250 Adventure」は海外メーカーの250cc唯一のアドベンチャースポーツ!
「250 Duke」と同じくKTMの「250 Adventure」は、海外メーカーが発売する250ccモデルで唯一のアドベンチャースポーツです。通勤通学のみならず、未知の世界への冒険にも出かけることができます!
車両はコンパクトでありながらもとてもパワフル。俊敏なこのオールラウンダーは、舗装路からダートまで、道を選ばず走り抜けられます。
ただしシート高も本格的なサイズですから、足つき性にはご注意ください!
「250 Adventure」のスペック
最高出力 | 22kW / 9,000rpm |
車両重量 | 159kg |
シート高 | 855mm |
価格(税込) | 76万9,000円 |
ハスクバーナ「Svartpilen 250」は北欧モダンデザインのロードモデル!
スウェーデンの老舗メーカー、ハスクバーナが発売する北欧モダンデザインを有するロードモデルが「Svartpilen 250」です。
総合二輪メーカーへと成長したKTMと同じグループに所属しており、機能パーツの多くはKTMと共通ですので、高性能かつ高品質を誇ります。
「Svartpilen 250」はご覧のように北欧モダンなエクステリアが特徴で、それでいてフロントフォークにはWP製品が使われるなど、機能性にも優れています。
また、先進電子制御技術“イージーシフト”を搭載するなど、メカ的にも面白いモデルに仕上がっています。
「Svartpilen 250」のスペック
最高出力 | 23kW / 9,500rpm |
車両重量 | 154kg |
シート高 | 820mm |
価格(税込) | 71万円 |
ベネリ「LEONCINO 250」は正統派のコンパクトバイク
イタリア・ペーザロ発のメーカー「ベネリ」。そのブランドの伝統を継承しつつ、デザイン性や革新性といった現代の技術を組み合わせた「レオンチーノ250」は、1951年に発売されたモデルをオマージュした一台です。
ベネリの技術が注ぎ込まれた水冷式単気筒4ストロークエンジンと電子式燃料噴射システムを搭載し、モダンでありながらエッジの効いたデザインに仕上がっています。
フロント110/70R17、リア150/60R17と、大型車並みのワイドタイヤが採用されているので、走行時における安定性も高められています。また、フロントフォークには41mmの倒立フォークを装着し、リアに設けられた可動範囲51mmのモノショックが衝撃を軽減し、快適な走行性を実現しています。
クラシカルな雰囲気とモダンなシルエットを併せ持つレオンチーノ、都会のワンシーンにも似合いそうですね。
「LEONCINO 250」のスペック
最高出力 | 19Kw / 9,250rpm |
車両重量 | 162kg |
シート高 | 800mm |
価格(税込) | 64万9,000円 |
ベネリ「TNT 249S」はライトウェイトネイキッド型の最新モデル
同じくベネリの250ccモデル「TNT 249S」は、高回転型のパラレルツインエンジン(水冷4ストローク並列2気筒)をはじめ、電子式燃料噴射システム(EFI)、ツインカム(DOHC)、TLIインジェクション、高機能サスペンション、クラス最高のABSブレーキ、トレリスフレームなどを装備した一台。刺激的なパワーとパフォーマンスを発揮するネイキッドスポーツモデルに仕上げられています。
TNT 249Sのカラーランアップはビビッドカラーを含めた4色展開で、唯一無二の美しいイタリアンスタイルが見るものを圧倒します。また、ベネリの伝説に残る「TNT 302S」の優れた能力を承継し、より高い境地に到達した最高傑作と謳われています。
「TNT 249S」のスペック
最高出力 | 22Kw / 11,000rpm |
車両重量 | 204kg |
シート高 | 795mm |
価格(税込) | 74万8,000円 |
イタルジェット「ドラッグスター200」は超個性的スクーター!
最後にご紹介するのは、イタリアのスクーター専門メーカーであるイタルジェットの「ドラッグスター 200」です。イタルジェットは自社製品を“The New Urban SuperBike=斬新で都会的なスーパーバイク”と自称する、極めて個性的なメーカーです。
「ドラッグスター 200」の魅力は一目瞭然で、ご覧のとおり唯一無二のエクステリアにあります。しかし、パフォーマンスも侮れず、水冷DOHC単気筒エンジンから12.9kWを発揮します。
「ドラッグスター200」のスペック
最高出力 | 12.9kW / 8,000rpm |
車両重量 | 124kg |
シート高 | 770mm |
価格(税込) | 81万4,000円 |
個性的なモデルが欲しければ海外メーカーの250ccクラスはアリ!
ということで、今回は海外メーカーの250ccモデルを5台ご紹介しました。どのモデルも劣らぬ唯一無二の魅力を持っていますね。
ご興味を持たれた方は、ぜひ購入を検討してみてください!