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都市部を走っていると、高速道路の入り口が分かりにくい場所がいくつかありますよね?一般道を走行していたつもりが、突然高速道路の入り口が現れて侵入してしまいそうになった……なんて経験ありませんか?
クルマでれば「やっちゃった〜」で済みますが、それが125cc以下のバイク(原付二種or原付一種)だったら一大事ですよね。また、125cc超のバイクであっても、そもそも「二輪車通行規制区間」なんて区間も存在します。
それでは、もしも通行禁止区間に侵入してしまった場合、どのように対処したらよいのでしょうか?
今回は、最も交通事故につながる危険性をはらんだ「125cc以下のバイクで高速道路にうっかり侵入してしまった場合」の対処法についてご紹介いたします!
間違えて125cc以下のバイクで高速道路に入ってしまったら?
一般的には高速道路の入り口には料金所がありますので、間違えて侵入してしまうことはありません。が……バイパスから自動車専用道路に入ってしまう可能性はあります。もしも間違って侵入してしまった場合は、「ひとまず落ち着こう!」これに尽きます。パニック状態に陥ってしまうのは最悪です。転倒してしまった際や事故を起こしてしまった際も同様ですが、まずは落ち着くことが大切です。
そして、気持ちが落ち着いたら、路側帯(できれば非常駐車帯)にバイクを停車し、ガードレールの外側などに避難した上で周囲を見渡してください。まだ入口付近にいて料金所や事務所などにスタッフがいるようであれば事情を説明しましょう。「間違えて進入してしまった」と伝えれば、安全に出られる方法を教えてくれるはずです。
高速道路に侵入してかなりの距離を走ってから気付いた場合は、これまた十分に周囲を確認したうえで安全な場所に停車したら、高速道路に設置された非常電話を使うか、携帯電話で速やかに管理者または警察に連絡しましょう。
高速道路に侵入してしまったこと(通行禁止違反)、高速道路に停車してしまったこと(駐停車違反)、これらは道路交通法に抵触するため罰則対象となる可能性は高いですが、無理に強行してアクシデントを引き起こしてしまうよりはよっぽどマシです。
「通行禁止違反」の罰則は?
さて、警察や道路管理者に連絡をすれば、安全な誘導のもと一般道に戻してくれます。しかしながら、先の通り、道路交通法の「通行禁止違反」として、違反点数2点&反則金6,000円の罰則が科せられることになります。”うっかり”とはいえ違反は違反。真摯に受け止め、潔く納めましょう。
※もしも「駐停車違反」も問われる場合は、違反点数こそ追加にならないものの、反則金(7,000円)は加算されます。
こうしたミスを未然に防ぐためには、運転時に周囲をしっかりと確認すること、特に道路に掲示されている標識を確認しながら走行する習慣を身に付けておくことが大切です。
速やかに道路管理者や警察に連絡すべし!逆走やUターンはダメ、ゼッタイ!
めったにあることではありませんが、もしも高速道路や自動車専用道路に侵入してしまった場合は、安全を確認したうえで速やかに路肩に寄り、道路管理者または警察に連絡しましょう。Uターンや逆走行為は、自分だけではなく他の通行車をも事故に巻き込む恐れがありますので、絶対にやめましょう!
なお、一般社団法人 日本二輪車普及安全協会のWEBサイトでは、バイクの走行が規制されている区間の情報を公開しているので、初めて走る道路であれば、事前確認しておくのも良いでしょう。