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12月半ばになり、朝晩が冷え込むようになりましたね。寒さが少々きついですが、虫と無縁の季節になったのが嬉しいのは筆者だけでしょうか?
まもなく2022年に突入しますが、ふと思い返してみると夏の時期にバイクやクルマを運転していて、直撃してくるあの虫の正体はなんなだろうか…そんな些細な疑問から調査を行うことにしました!
あの虫の正体は「ユスリカ」
早速ですが、結論からいうと奴の正体は「ユスリカ」になります。え、蚊の仲間にしては大きくない?なんて思った人は勘が鋭い!害虫に指定されているユスリカは分類上、蚊ではありません。蚊はハエ目カ科に分類され、ユスリカはハエ目ユスリカ科になります。いや、一緒じゃん?なんて言ったら虫好きに怒られてしまいそうですが、ユスリカは鱗片が無く口吻が蚊と比べると短いのが特徴。なにより、血を吸うことはありません。
それなら無害なのでは?と思ってしまいますが、ユスリカの成虫の死骸による吸入性アレルゲンにより、1型アレルギーを引き起こす場合もあるので注意しましょう!
みんなが突っ込んでいるのは”蚊柱”
なんで一か所にあんなに集まるんだよ!と強く突っ込みたくなるほど集まっていますよね。実はあの大群を”蚊柱”といいます。数百匹いるうち、メスはたったの数匹だけ。約99%はオスなのです!(どうでもいい知識ですが…)
そして、ユスリカは光に集まる習性があるので、バイクやクルマのヘッドライトにもれなく巻き込まれてしまうわけです。もっと上の方に集まってくれたいいのに……。ちなみに、成虫のユスリカの寿命はわずか1週間足らず。
来年は万全な虫対策を行おう!
正体が分かればあとは対策をするのみ!ヘルメットは顔が露出したオープンタイプ(ジェットヘルメットなど)ではなくフルフェイスタイプを使用し、シールドやゴーグルを必ず装着すること!虫にかぎった話ではありませんが、飛び石もしかり転倒時に大きな違いが出ることはいうまでもありません。
また、ユスリカ程度ならぶつかっても気持ち悪い程度で済みますが、カナブンやカブトムシといった甲虫の場合、大惨事になるケースもあります。夏場は暑いとはいえ、高速走行時に肌がむき出しの部分に虫が当たると負傷することもありますので、しっかりと長袖長ズボンを着用して自分の肌を守りましょう!(当たり前ですが)