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道路に出ればほぼ一回はバイクに遭遇しますが、世間全体でみるとどこの地域がバイクをたくさん所有しているのか気になるところです。
そこで、今回の記事ではどこの都道府県が一番バイクを所有しているのかを、自動車検査登録情報協会の自動車保有台数をもとに調査してみました。
バイクの保有台数が多い都道府県トップ10
2019年9月の統計によると、バイク(二輪車)の保有台数が多い都道府県は上から東京都、神奈川県、大阪府、愛知県、埼玉県、兵庫県、北海道、千葉県、福岡県、静岡県でした。
ランキング1位に輝いた東京都の保有台数だけをみると471,200台に対して、ランキング10位である静岡県は133,689台と上位ランキング内でも保有台数に大きな開きがあることがわかります。
ランキング2位である神奈川県でも305,121台と東京都との差は166,079台と開きがあり、東京都の圧倒的なバイク保有台数には驚きを禁じえません。
余談ではありますがもっとも保有台数が少ない都道府県は鳥取県の10,582台と、東京都と比べると約50倍の差があり都道府県が違うだけでここまで差が開くものなのかとしみじみと感じるところです。
バイクの保有数は減少している現実
2019年のバイク保有台数だけをみると「意外と多いな」と思われるかもしれませんが、実は年代別でみるとバイクの保有・登録台数は減少していることをご存知でしょうか。
一般社団法人日本自動車工業会の統計によると、2018年の統計段階では二輪車の全登録台数は10,730,337(1,073万)台ですが、10年ほど前である2009年では12,675,212(1,267万)台と徐々に減少しているのです。
街中でよく見かける原付であっても2009年では7,694,009台登録されていましたが、2018年では5,353,473台に減少しているので原付ライダーですら減少の一途をたどっています。
原付の場合は自転車置き場でも駐車できるほどコンパクトな車体のため置き場にも困らず減少する原因が見当たらないように思われますが、年に一回はやってくる税金や保険などを考えると煩わしく思えてバイクを手放す人もいるのです。
まとめ
バイクをもっとも保有している都道府県は2019年の段階で東京都、神奈川県、大阪府などが上位にランクインしていることがわかりました。
いずれも都心エリアであるので納得できるところもありますが、地方エリアにいけばいくほど保有台数は下がり鳥取県では東京都と比べると保有台数はおよそ50倍の差があるのです。
数字だけをみるとバイク所有者の人口は多そうですが、実は少しずつ減ってきているので、少しでも世間がバイクに関心を持ってもらえるようルールやマナーを守ってバイクを楽しむことがライダー一人一人の課題といえるのではないでしょうか。