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BMWモトラッドが「R18 Roctane」に続き、ニューモデルの「R12 nine T」を発表しました!しかもBMWモトラッドの100周年を記念したモデルという触れ込みです。
モデル名から「R nine T」の後継モデルであることは容易に想像できますが、一体どんなニューモデルなのでしょうか?
BMWモトラッド「R12 nine T」はBMWモトラッド100周年記念モデル!
こちらが今回華々しく発表されたニューモデル「R12 nine T」です。BMWモトラッドの100周年を記念したモデルとなります。
モデル名から分かる通り、ベースとされたのは「R nine T」。空冷ボクサーツインエンジンを搭載したロードスターですが、この「R nine T」は10年前にBMWモトラッド90周年を記念して登場したモデルでした。その原型となったのは100年前に登場した最初のBMW製モーターサイクルである「R 32」でした。
ということで「R12 nine T」の登場は、この「R 32」から始まった伝統=空冷ボクサーツインエンジンを受け継いで行くぞというBMWモトラッドの決意表明と受け取ることができます。
BMWモトラッド「R12 nine T」は空冷ボクサーツインエンジンを搭載!
BMWモトラッドに詳しくない方が見ると「R nine T」と区別がつかないかも知れませんね。
ニューモデルの「R12 nine T」について、BMWモトラッドの責任者であるマルクス・シュラム博士は以下のように語っています
「R nine T」のカスタマイズコンセプトは、BMWモトラッド90周年に新たなヘリテージ エクスペリエンスを確立して、当社のモデル シリーズの不可欠な基礎となりました。新しい「R12 nineT」は、そのヘリテージ ストーリーを継承します。伝説的なボクサーエンジンを搭載しており、さらにクラシックでシンプルにされたデザインを採用しています。カスタマイズの自由度がさらに高まり、新たな革新的なテクノロジーが組み込まれています。
ということで「R12 nine T」は「R nine T」の後継モデルですがコンセプトは継続しています。
よりシンプルにしたクラシカルなデザインを採用することで、カスタマイズの自由度を高めつつ、ニューモデルらしく最新技術が投入される、と理解できます。
BMWモトラッド「R12 nine T」のディテール
新しい 「R12 nineT」は「R32」から始まった伝統であるボクサーツインエンジンを搭載しています。
ただし排気量は未発表。モデル名にある「12」という数字は「R18」などのように排気量を表していますので、おそらく1,200cc付近の排気量ということでしょう。
カスタマイズの自由度を高めるべく、フレームは変更される模様。ボルトオンリアフレームを備えたワンピースチューブラースペースフレームとなります。
倒立タイプのフロントフォーク+ラジアルマウントの4ポットキャリパーといった足回りは「R nine T」を継承するようです。
ディテールは70年代のクラシックを意識したデザイン言語で統一されており、例えばブラックシェルに搭載されライトガイドエレメントを備えた LED メインヘッドライトを採用。
2眼メーターも70年代のモーターサイクルを想起させるもの。
左2本出しサイレンサーは「R nine T」から継続するようです。残念ながら今のところ公開されたのはここまでとなります。
2023年後半に詳細が公開されるとのことですので、BMWモトラッドの発表を楽しみに待ちましょう!